管理人Voice
鹿島は現在、宮崎キャンプのまっただ中。オニさんのやりたいサッカーの戦術の落とし込みを行っているところであろう。ロアッソ熊本とのトレーニングマッチもあり、シーズン開幕までに仕上がっていくと思いたい。
さて、新体制発表会の中で、選手に対して「今はいろんな選手がいろんなポジションをやるべき。自分の目でいろんなところを見ていきたい」と述べていて、本職とは違うポジションを試すことで、選手起用も柔軟に対応できる可能性がある。特に、昨年は知念のボランチへのコンバート、三竿の右サイドバックという事例があり、他の選手へも可能性を見いだす。
そういうオニさんの方針だが、シーズンが入れば、その本職ではないポジションをやるのか、というのはさておき、まずは、今の鹿島の選手のポジションについて、現状を整理してみる。下記の図では、フォーメーションが4-4-2、もしくは4-2-3-1を想定。3バックとか4-1-2-3とかになると、ウイングやアンカーなどの役割があるため、そこは考えないものとする。
現在のポジション
◎・・・本職
○・・・可能
・DFでは、濃野は他のポジションを試すのか
安西は左サイドバックを主戦場も、両サイドバック、両サイドハーフも可能で、サイドならどこでもOKの選手。キム テヒョンと津久井の本職はセンターバックだが、左サイドバックも経験している。小池は右サイドバックが主戦場も、両サイドバックができて、ボランチも可能。
植田と関川はセンターバック以外を試すのかなぁ、ちょっと考えにくい。あるとしたらパワープレイの時かな。あとは昨年、中後監督初采配の福岡戦以降、前半キックオフ時に植田が最前線へ駆け上がって、ターゲットマン的な奇策?をやってきた。昨年のようなことをするのか。
溝口の本職は左サイドバックだが、右サイドハーフをやっていたという報道もある。そして濃野、大学でサイドバックに転向。昨季9得点を挙げた超攻撃的サイドバック。高校ではFWだったが、試すとなるとサイドハーフは面白そう。更なる攻撃力が高まりそうで。
・MFでは、松村と荒木の起用法
先ほども述べているが、知念に関しては、昨年の宮崎キャンプで柴崎が負傷離脱したことで、ボランチを試されたところ好感触。シーズンに入っても好パフォーマンスを披露し、ベストイレブンに輝いた。基本は今季もボランチを主戦場になると思うが、元々の本職であるFW起用もあるか。三竿に関しても先ほど述べているが、昨年は右サイドバックに取り組んだ。
舩橋と下田の本職はボランチ、舩橋はボランチ以外のポジションをこなせるユーティリティ性も売りだが、舩橋と下田もセンターバックをそつなくこなせるといいなと。
樋口に関しては、元々はボランチだが、今季も右サイドハーフが主戦場になりそう。現状を見てみると、左サイドハーフが本職の選手がいないか。昨年は仲間や藤井が担っていたが、いずれも移籍した。そうなると松村、本職は右サイドハーフだが、トレーニングマッチで左サイドハーフで起用もあり、両サイドができると、プレーの幅が広がるとともに、選手起用の面でも柔軟に対応できる。
荒木が最も力を発揮できるのはトップ下、しかし、4-4-2だとサイドを担うことに。となると、サイドハーフを担うことが想定されるが、ここは両サイドを試すべきかと思われる。
・FWでは、チャヴリッチをどう起用する?
レオ セアラは基本的に2トップ、1トップでいいかと。田川と師岡、いずれもトップを担えるが、今季はサイドでの起用が増えるのかな。優磨に関しては2トップ、1トップを担っているが、昨季の中後監督初采配の福岡戦では左サイドハーフ起用。ユースの時にサイドハーフでプレー経験はある。プレーの幅を広めるなら、右サイドもありかなと。
徳田に関しては、松本や佐藤と同様、1年目ということで、まずは本職のポジションを担うとともに、プロの身体を作ってくれたらいいのではないかと。
もっともわからないのがチャヴリッチ。昨年7月のFC東京戦で負傷離脱し、9月の湘南戦で復帰も、持ち味を発揮できず、11月に治療のため帰国した。今月のユースとのトレーニングマッチには出場せず。宮崎キャンプには参加しているが、どう起用しようとしているのか。昨季はトップとサイドを担っているが、どっちが適正かというところか。
【まとめ】
複数ポジションの起用に関しては、選手の適正を見出すという観点から良い取り組みだとは思うが、無理に本職以外のポジションを試すことはしなくていいのかなと思う。ただ、「今はいろんな選手がいろんなポジションをやるべき」と述べているので、宮崎キャンプ中にその適性を見出したいのではないかと。
宮崎キャンプ真っただ中で、これから戦い方が見えてくる。トレーニングマッチもあと2試合あり、今は結果より内容。シーズン開幕に合わせて、戦術を深めてほしいと思う。
鹿島は12日16時から、2025シーズンの新体制発表会を開催。鹿島の有料会員制サイト「FREAKS」に入会すると、その新体制発表会を見ることができたが、最初の5分くらいはアクセス集中のためか繋がらなかった。そして、ようやく見ることができた。
その発表会の中で、すでに公式にリリースされているが、ラドミル ミロサヴリェヴィッチがFKラドニチュキ・ニシュへ期限付き移籍すると、新体制発表会でも小泉社長が報告。
ポポヴィッチ元監督が連れてきたライコ、Jリーグへの適応ができなかったかと。今年のシーズン登録リストにもライコが入っていて、残留かと思っていたが、結局移籍。まぁ、シーズン登録リストに入っていながら移籍するというのは、これまでもあったんで、今年もあったということで。もう一度輝きを取り戻して欲しい。
チームの始動は7日から。12日の午前中は、ユースとのトレーニングマッチが行われ、布陣は4-4-2だった模様。その中でトップ昇格の徳田がハットトリックの活躍。新加入のキム テヒョンやレオ セアラもゴールを決めたとのこと。
そのレオ セアラ、新体制発表会の司会を務めていた名良橋晃氏に「仲良くなった選手は?」と聞かれると「優磨」と回答し、会場も爆笑。俺も笑ってしまった。2023年のホームセレッソ戦で、試合終了後に優磨と握手拒否をしたレオ セアラ、これを会場のみんなも覚えているのかなという笑い。まぁ、しかし、そのように「優磨」と即答できるということで、むしろ優磨とレオ セアラの2トップというのは、かなり機能しそう。
新体制発表会が行われ、いよいよ本格的に始動。これから宮崎キャンプがあり、さらなる戦術の落とし込みが行われる。鹿島の伝統と、川崎でやってきたパスを繋いで攻撃を組み立てて相手を崩す、そういうサッカーをオニさんはやってきそう。
今のところ目立った不安要素が見当たらない。攻撃陣が充実し、最も懸念だったセンターバックもキム テヒョンが加わって、そのキム テヒョンがトレーニングマッチでゴールも決めたし。あとは公式戦で機能するかどうかだと思う。公式戦に入れば、いくつかの正念場は来ると思うが、それを乗り越えたら必ずタイトルを獲れると信じている。さぁ始動!
鹿島は6日、セレッソ大阪に所属していたブラジル人FWレオ セアラが鹿島アントラーズに完全移籍加入すると発表した。
いやぁ、ホンマに来てくれるとは。今回の最大の目玉移籍だと思っている。レオ セアラは2016年にFC琉球で1シーズンプレーの後、一旦ブラジルへ。2021年から2年間は横浜FMでいずれも2桁得点。そして2023年からの2年間はC大阪でも2桁得点。しかも昨年は21得点を挙げた。
ハードワークができて、決定力は抜群。公式発表では身長は178cmで、サッカー選手としては高い方とは言えないと思うが、ヘディングでの得点力もある。何でもできる万能型だと思っている。これはもう期待しかない。
大きなお世話だと思うが、2023年のホームC大阪戦で、試合終了後の握手で、レオ セアラが優磨への握手拒否も。このイメージがあるだけに、優磨とレオ セアラの2トップだとすると、機能するのかなと思ったが、もう過去のことだと思いましょう。優磨は頭はいいし、メンタルも強いし、コミュニケーション能力も抜群にあるし。
レオ セアラが入ったことで、前線の組み合わせはいろいろな選択肢が。1トップならレオ セアラで優磨トップ下、3トップなら左に優磨、中央にレオ セアラ、右にチャヴリッチという組み合わせもいけそう。オニさんの起用法に注目する。
というわけで、昨日述べていたが、やはり若干のIN、OUTはあるなと。あとは4年連続で2桁得点をマークしてきたレオ セアラ、いち早く鹿島のサッカーにフィットして、タイトル奪還へ向けて活躍を期待したい。
鹿島は5日、FC東京へ期限付き移籍していた荒木遼太郎が、移籍期間満了に伴い鹿島アントラーズに復帰すると発表した。
まずは荒木が復帰。お帰り!正直、荒木は復帰しないかなと思っていた。トップ下を務めていた名古の移籍は考えていなかったし。荒木が復帰となると、オニさんの構想では、トップ下を見込んでいるかも知れない。海外移籍の噂もあったが、まずは鹿島のために全力で戦ってほしい。
新ユニフォームも発表。なかなか斬新なデザインやね。優勝した年のユニフォームを融合した上で、斜めに鋭くカットしたデザイン。早速、ユニフォームの予約を完了させた。今年は知念の13にした。MF登録となり、今季も「ボラン知念」になりそう。
そして、トップチーム登録選手とともに、新背番号も発表された。今年は背番号変更の選手がわりといる。背番号を中心に、ポジション別に見ていくことにしよう。
・GK山田の背番号が「21」に
早川友基の「1」、梶川裕嗣の「29」、パク ウィジョンの「38」はそのままだが、山田大樹の「21」には驚いた。
21といえば、2001年から2020年まで曽ヶ端準(今季よりトップチームのGKコーチ)が着けていた番号。その後、ディエゴ ピトゥカが3シーズン21を着けていた。今回その21を山田が背負うとなると、かなり期待されていることがわかる。
以前から何度か述べているが、2020年入団の荒木、松村、染野、山田は今後の軸となる世代と思っていた。山田も2020年にリーグ戦2試合の出場経験があり、今後が期待されていた。期待の背番号を背負うことになり、早川からポジションを奪取する年に。
・DF新加入のキム テヒョンが「3」
DF陣に関しては、背番号変更が2人。津久井佳祐が「23」、濃野公人が「22」に。津久井は中後前監督(現コーチ)の下では、本職のセンターバックでの起用はなかったものの、出場機会を増やし始めた。23といえば、昌子源や植田直通が着けていた番号。出場機会を増やして、来年以降、新たな背番号の獲得はあるか注目。
濃野に関しては名良橋晃や安西幸輝と似た感じになってきた。名良橋氏も安西も、移籍加入1年目は「32」で、2年目は「22」。3年目以降の名良橋氏は「2」、安西は海外から鹿島に戻ってきてから「2」を背負っている。
横浜FMから新加入の小池龍太の背番号は「25」。2007年から2021年まで遠藤康が、2023年から佐野海舟が着けていた番号。須貝が京都へ移籍し、小池が新たな「25」のイメージを築き上げることができるか注目。
そしてキム テヒョンが「3」、俺自身の予想は空き番だった「20」と思っていた。鹿島の「3」は秋田豊氏、岩政大樹氏のように強いセンターバックが着ける番号で重みがある。背番号3を着けていた昌子はプレースタイルは違うが、新たな背番号像を見いだしてくれた。その3をキム テヒョンが背負い、背番号3という重圧に勝つことができるか。
・MF舩橋佑の背番号が「20」に
期限付き移籍から復帰した松村優太は27、荒木遼太郎は71。松村は今年に関しては27でいいと思うが、来年以降に背番号「7」を背負ってほしい。荒木はFC東京で着けていた71、これまで着けていた13は知念、10は柴崎が着けているので、71でいいのではないかと。
2021年にトップ昇格の舩橋が今季から「20」に。20といえば柴崎岳、三竿健斗が記憶に新しい。いい能力を持っていながら、出場機会になかなか恵まれないが、下田も背番号33で鹿島に復帰し、ボランチの層をもっと厚くしてほしい。
・FWチャヴリッチの背番号が「77」、師岡が「19」に
FW登録の選手で背番号が変わったのがチャヴリッチと師岡。師岡に関しては、中後前監督の下ではトップを務め、シーズン終盤に2試合連続ゴールを挙げ、ストライカーとして覚醒し始めた。背番号は変わるやろうなと思っていたが、18もありかなと思っていたが19か。背番号くらいのゴール数を期待したい。
今季よりトップ昇格する徳田誉、背番号は「34」。1年目に34を背負ったことのある大迫勇也、鈴木優磨はいずれも、後に「9」を背負っている。この流れに乗っていけるか。
そしてチャヴリッチの背番号が7から77に。77は昨年までパレジが背負った番号。直近のスロバキアのクラブで77を着けていたので、その77を着けたかったかもね。
【最後に】
現時点でオニさんの戦い方(フォーメーションなど)がわからないので、ポジションの層が薄いか厚いかという印象を述べないことにする。特に俺自身、戦術素人やし(汗)。シーズン開幕前に改めて述べるとは思うが。
噂となっているレオ セアラは現時点でシーズン登録選手に含まれていないが、レオ セアラだけではなく、今後また加入の発表がある可能性はある。昨年もチャヴリッチの獲得発表が、シーズン登録選手発表後やったし。それに、シーズン登録選手に載っていながら移籍したというのも、これまでもあったんで、若干のIN、OUTはあるかも知れない。
ということで、シーズン登録選手が発表されて、着々と新シーズンへ向けての体制が整ってきた。昨夏の移籍市場では、選手の獲得競争に遅れをとっていたが、懸念としていたセンターバックの選手の獲得もできたし、よかったんじゃないかな。2025年こそ、タイトル獲得を!
鹿島は4日、サガン鳥栖に所属していた韓国人DFキム テヒョンが鹿島アントラーズに完全移籍加入すると発表した。
待望のセンターバックで、しかも左利き。最もほしい人材のセンターバックの獲得は嬉しく思う。2024シーズンはほぼ、植田と関川が出突っ張りの状態で、植田も一時期疲労が困憊していた。左利きのセンターバックを予てから熱望していたし、それが叶った。
一方で、鳥栖サポの一部からは、序盤の低迷の要因がこのキム テヒョンにもあるとの書き込みがネットに。その通りなのかはさておき、確かに序盤はレギュラーセンターバックとして出場していたものの、シーズン中盤からは出場機会が減少していた。
キム テヒョンはアンダー世代の韓国代表に多く招集されていて、年齢制限のない韓国代表にも選出されるポテンシャルをもっているのではないかと。鹿島に加入したら化ける可能性も。
そして、同い年の関川にもいい刺激。以前にも述べているが、危機感を持ってプレーするほうが成長するタイプだと思う。2021年終盤に頭角を現し、これまでレギュラーだった犬飼智也にポジションを譲らなかった。2023年も昌子源や植田直通が鹿島に復帰したときも、植田と関川が君臨し、昌子とのポジション争いにも勝った。一方で、2022年は関川、キム ミンテが軸になろうかというセンターバックは不安定。昨年も序盤はやや不安定なところもあった。競争相手がこれといっていない年の関川は不安定になる印象。
これで即戦力センターバックが揃った。あとはキム テヒョン自身が、鹿島にフィットするかというところ。センターバックはコロコロとメンバーは替わるようなポジションではないが、昨年の植田と関川の出突っ張り状態にはならないと思う。
キム テヒョンでググると、韓国のアイドルグループBTSのメンバーであるV(本名:キム テヒョン)と同姓同名なんやね。サッカーのキム テヒョンにおいてももっと有名になれるように、鹿島のタイトル獲得のために力を貸してほしい。期待しています!
新年あけましておめでとうございます。今年こそタイトル奪還へ向けて戦っていきましょう。「今年こそ」って何度も言っているが・・・。
鹿島は3日、須藤直輝が高知ユナイテッドSCへ期限付き移籍、ターレス ブレーネルの期限付き移籍延長、SKスロヴァン・ブラチスラヴァ(スロバキア)より期限付き移籍加入中のアレクサンダル チャヴリッチが、鹿島アントラーズに完全移籍加入すると発表した。
例年、大晦日から新年3日に関しては、選手の移籍のニュースがなかったと思うが、今年は今日3名の情報が入ってきた。
・須藤直輝、高知ユナイテッドSCへ期限付き移籍
そうかぁ、ついに決断したかぁ。須藤は小川優介とともに2021年に昌平高校から鹿島に加入。同年、出場機会はルヴァン杯の2試合のみ。
鹿島は高卒新人は入団から概ね3年で、次なる方向性を判断していく傾向にあるが、須藤に関しては翌年、金沢(当時J2)へ期限付き移籍した。金沢では15試合の出場機会があり、ドリブルを武器に、随所に持ち味を発揮し、満を持して2023年に復帰。
小川と同様、序列としては最も下とみられても仕方ないが、(当たり前だが)練習は真面目に取り組んで、練習試合においてもアピールをしていた。しかし、出場機会はここ2年訪れず。
・ターレス ブレーネル、期限付き移籍延長
これは朗報やね。ターレスはウクライナのクラブから期限付き移籍で鹿島でプレーしている。途中入団ということもあって、チームへのフィットに時間がかかったものの、アウェイ京都戦あたりから手応えを掴み始めたのではないかと。
あとはおそらく、ロシアによるウクライナ侵攻の影響もあるかなと思う。ウクライナのリーグは一応やっているようだが、一日でも早く、ウクライナに平和が訪れてほしい。
・チャヴリッチ、鹿島に完全移籍加入
これは嬉しいニュース。チャヴリッチは2024年に期限付き移籍加入。持ち味のスピードに乗ったドリブル、得点力を武器に25試合出場7得点を挙げた。序盤は先発起用が多かったものの、ポポヴィッチ前監督の超固定メンバー化でスーパーサブ的な起用が増えた。
しかし、7月のFC東京戦で負傷交代。長期離脱を余儀なくされた。9月のアウェイ湘南戦で復帰するも、持ち味のドリブル、スピードは見られず。無理して出場していたのかなと。その後出場はなく、11月に治療のためセルビアへ帰国。
【最後に】
須藤に関しては、J初入会の高知を上位に導く活躍をみせてほしい。ターレスに関しては2025シーズンでは、さらなる戦術のフィットをと思う。チャヴリッチはシーズン後半は負傷で棒に振ってしまったが、持ち味のスピードに乗ったドリブルからの得点を見たい。
いよいよ戦力整備も大詰めか。3日時点で噂になっているのが現在も荒木遼太郎の去就、鳥栖のキム テヒョンが鹿島に来るのか、レオ セアラは鹿島加入決定的とも報じられている。5日に新ユニフォームと背番号の発表が行われるので、それまでに明らかになるやろう。続報を待つことにする。
鹿島は30日、今夏に東京ヴェルディへ期限付き移籍していた松村優太が、2025シーズンより鹿島アントラーズに復帰すると発表した。
お帰り!2列目の選手が次々と去っていく中、松村が戻ってきたのはよかった。当初は復帰しないかなと思っていた。藤井が移籍するとは思わなかったので。
松村の東京ヴェルディ公式のコメントにあるが「何も残せなかった不甲斐ない自分に悔しさ、申し訳なさ」と、ヴェルディでのプレーにおいても不完全燃焼っぽいと。しかし、自身の現状というのを理解できたんじゃないかな。
30日時点で、2列目を担えるサイドの選手は、松村の他にボランチが本職の樋口、須藤、FW登録の師岡と田川とチャヴリッチ。そして優磨もサイドでのプレーは可能。ユース時代など若い時代にサイドでプレー経験もあるが、オニさんは優磨のサイド起用を考えているんやろうか。どういう戦い方になるか、現時点ではわからないが、今後を楽しみにする。
あとは現時点で噂になっているのが荒木遼太郎は鹿島に復帰するのか、今朝報じられたのが鳥栖のキム テヒョンの加入の噂、以前から噂になっているのがセレッソのレオ セアラが鹿島に来るのか、それとも母国のクラブなのか、というところ。チーム始動が1月7日なので、それまでには明らかになると思うが、続報を待つ。
そして松村、松村と同じくスピードが売りの藤井が湘南へ移籍し、オニさんがどういう戦い方をしてくるかによるが、出場機会はきっと増えると思う。存分に暴れてほしい。
鹿島は27日、3選手のOUT、INを発表した。清水エスパルスに期限付き移籍中の中村亮太朗がモンテディオ山形へ完全移籍、須貝英大が京都サンガF.C.へ完全移籍、いわきFCへ期限付き移籍中だった下田栄祐が2025シーズンより鹿島アントラーズへ復帰すると発表した。
・中村亮太朗、モンテディオ山形へ完全移籍
やはりそうかぁ、戻ってこなかったかぁ。しかしまぁ、清水に完全移籍すると思っていたが、山形に完全移籍するというのは意外だった。
中村は2022年、甲府から完全移籍加入。初のJ1挑戦だったが、同年リーグ戦は12試合の出場にとどまった。ただ、第2節の川崎戦で0対2のビハインドの中、後半から中盤をダイヤモンド型にして、中村をアンカーに起用して流れが鹿島に変わった。これがきっかけか、中盤をダイヤモンド型にして戦う試合が増えた。中村においても、川崎戦で実力が見え始めたところだった。
しかし、その後は出場機会があまり恵まれず、2023年においても3試合の出場にとどまり、昨夏期限付き移籍で古巣甲府へ。今年は清水に期限付き移籍し、36試合に出場した。このまま清水に完全移籍すると思っていたが、山形だったとは。
・須貝英大、京都サンガF.C.へ完全移籍
一部で移籍の噂があり、今日の京都新聞のWEB記事で、須貝獲得へという記事を見たので、これはもう移籍は間違いないと思った。
須貝は2023年夏に鹿島に完全移籍で加入。甲府にとってはACLを控えている中、キャプテンだった須貝を放出するという苦渋の決断。覚悟をもって鹿島にやってきた須貝だが、期待に応えられなかったと言わざるをえない。
両サイドバックができて、3バック時のセンターバックもできて、この選手は重宝すると、明治大学の同級生である常本佳吾の後釜として期待しかなかった。加入からいきなり練習試合にも参加し、明治大学の同級生である早川ともコミュニケーションをとっていた。
豊富な運動量、対人能力の強さを期待していたが、簡単に振り切られるところが目立ち、濃野とのポジション争いにも遅れた。6月に常本が鹿島のクラブハウスに訪れ、須貝とも交流。親善試合のブライトン戦ではいいパフォーマンスがあり、きっかけになるかなと思ったが、中後監督初采配の福岡戦に先発起用も、三竿と交代。それ以降出場機会はなかった。
・下田栄祐、鹿島アントラーズに復帰
おかえりなさい!1年目からいきなり期限付き移籍するというのは、たぶん下田が初。いわきFCとの連携によって、若手育成を目的としたこの2年間の期限付き移籍、手ごたえを掴んで帰ってきてくれたと思う。
ボール奪取能力や守備に定評のある下田、オニさんが4-1-2-3で戦うならアンカー起用が面白そう。ダブルボランチなら人材は豊富だが、いわきFCで力をつけた若いボランチ、当時若手の三竿健斗が2017年途中にボランチのポジションを獲得したように、今後の鹿島を担うボランチになる可能性を秘めていると思う。
【最後に】
やっと選手のINの情報が入ってきて、うれしい一方で、2列目やセンターバックの補強の情報が入ってきていない。チーム始動が1月7日からなので、そろそろ何か動きがあってもと。
下田に関しては、いわきFCでの経験を活かして、いよいよ鹿島でその実力をぶつける。ボランチは比較的メンバーは揃っているが、若いし、存分に力を発揮してほしい。
中村に関しては、土居聖真とチームメイトになり、J1復帰のための必要なピースとして、必ずJ1に復帰に導いてほしい。須貝、コメントにもあるが「チームに貢献できなかった」としながらも、鹿島で学んだことを活かして、今後も頑張るということで、京都でレギュラーを掴んでほしい。これまでありがとうございました。
鹿島は25日、2025年シーズンの開幕へ向けたスケジュールを発表した。新ユニフォーム発表は1月5日、そしてチーム始動が1月7日からということで、早くもチームが始動する。1月中に宮崎キャンプを終え、プレシーズンマッチの水戸戦を挟んで、2月中旬に開幕する。
2025年シーズンへ向けてのスケジュールが発表され、いよいよ始動するんやなぁと。現在も移籍市場が活発化していて、スケジュール発表とともに、東京ヴェルディへ期限付き移籍中の林尚輝、染野唯月の2名がいずれも同クラブへ完全移籍すると発表した。
・林尚輝、東京ヴェルディへ完全移籍
やはりそうかぁ、戻ってこなかったかぁ。センターバックが本職の選手が不足している中、林には戻ってきてほしかったが。
林は2021年に鹿島に入団し、同年は6試合に出場した。当時は犬飼智也と町田浩樹が君臨し、終盤には関川郁万が台頭したのが2021年。翌2022年は1試合の出場にとどまった。この2年間は負傷による離脱が相次いだ。
鹿島は、高卒新人は入団から概ね3年、大卒新人は概ね2年で、次なる方向性を判断していく傾向にあったが、林は大卒、その2年が経ち、2023年から東京ヴェルディへ期限付き移籍し、J2で23試合3得点を記録。今季も期限付き移籍延長で29試合に出場し、経験を積んだ。
力をつけて鹿島に戻ってきてくれると信じていたが、東京ヴェルディへ完全移籍となってしまい、復帰してほしいという願いは叶わず。
・染野唯月、東京ヴェルディへ完全移籍
2025シーズンより、徳田くんがトップ昇格するので、染野が戻ってくるというのは考えにくかったが、アカン意味で当たってしまった。
染野は荒木遼太郎、松村優太、山田大樹とともに2020年に入団。この2020年入団の4人は「ただ者ではない」と、今後の鹿島の軸となる世代と思っていた。しかし、プロの壁は厚かったのか、2021年までの2年間で得点はなかった。
ゴール量産へのきっかけになるかなと思ったのが、2022年のホーム鳥栖戦、0対3のビハインドから1点ずつ返していき、同点に追いつく。後半アディショナルタイムに染野がヘディングで飛び込んで、一時大逆転のゴールを決めた。これがリーグ戦で初ゴール。タラレバになるが、この試合は終了直前で追いつかれて引き分け、勝っていれば「よし!」と、かなり吹っ切れそうと思った。
同年、1回目の東京ヴェルディへ期限付き移籍。18試合6得点を挙げ、2023年に復帰。復帰も出場機会は限られ、再び東京ヴェルディへ。J1昇格プレーオフで、昇格を決める同点PKを決め、大きく貢献し、今年も36試合6得点を挙げた。
【最後に】
25日現在、また選手のOUTが発表された。INの情報が入ってきていないが、明日以降に発表があると思いたい。続報を待つことにする。
林と染野に関しては、鹿島では不本意なところがあったかも知れないが、その経験は今も生きているはず。出場機会を得ているし、J1での手応えも掴んできているはず。それだけに戻ってきてほしかったが、自身の決めた道なので。カシマスタジアムで対戦するときには、大きなブーイングで迎えます(笑)。これまでありがとうございました。
鹿島は24日、クォン スンテGKアシスタントコーチの退任、トップチームのコーチングスタッフとして、柳沢敦ユース監督、田中誠氏、曽ヶ端準ユースGKコーチが、2025シーズンよりトップチームのコーチに就任すると発表した。さらに、選手では、仲間隼斗が柏レイソルへ完全移籍、藤井智也が湘南ベルマーレへ完全移籍すると発表した。
まずはスンテGKアシスタントコーチ、選手時代から通算8シーズンに渡って鹿島に在籍し、2018のACL制覇など、アントラーズの守護神として貢献。昨年をもって引退後も、コーチとしてパク ウィジョンを中心に育成にも取り組んだ。
トップチームのコーチに関しても発表。ヤナギは久々にトップチームのコーチ、ソガは2021年からトップチームのアシスタントコーチを務めて以来のトップチーム、そして鹿島・磐田の2強時代にしのぎを削った磐田OBの田中誠氏が就任。鹿島の黄金期、磐田の黄金期を知っている3氏に期待したい。
・仲間隼斗、柏レイソルへ完全移籍
一週間ほど前に、仲間の柏移籍が報じられていて、しばらく動きがなかったんで、急転残留というのを期待していたが、報じられていたとおり移籍かぁ。
仲間は2022年に鹿島に加入。俺が現地観戦すると、仲間のゴールをよく見る。鹿島では通算7ゴールだが、そのうち5ゴールを見た。今季は開幕戦に2ゴール、アウェイG大阪戦で先制点、これは俺自身現地観戦だった。
仲間のよかった部分はファイターであって、攻守にわたってハードワークする。昨年のアウェイ新潟戦で、攻守にハードワークする仲間と名古をサイドに起用したのをきっかけに、5連勝したこともあった。とにかく鹿島のために献身的にプレーしてくれていた。
その活躍が認められて、今年途中に仲間チャントが作成された。原曲はSuperflyの「タマシイレボリューション」。「魂」という言葉が仲間には相応しく、チャントも覚えやすかった。
・藤井智也、湘南ベルマーレへ完全移籍
藤井に関しても仲間と同様、一週間ほど前に湘南への移籍が報じられていて、藤井に関しても残留を期待していたが、移籍かぁ。
藤井は2023年に鹿島に加入。開幕節の京都戦に先発出場。当時は4-1-2-3で右ウイングを担っていた。4-4-2になれば左サイドハーフ。爆発的なスピードで、サイドを制圧。第3節の横浜FC戦ではゴールを決め、レギュラー獲得かと思っていた。
しかし、先発起用は続かず、攻守にハードワークする仲間と名古を起用してから、途中出場が増えた。今年に関しても先発と途中出場、ベンチ外など不安定。サイドアタッカーにしては得点がやはり寂しい。2023年は1得点、今年は2得点。
【最後に】
退任するスンテさん、選手時代から通算8シーズンに渡って鹿島に大貢献してくれて、本当にありがとうございました。またどこかで会いましょう!
これで2列目を担っていた名古、仲間、藤井が移籍し、オニさんのやりたいのは4-1-2-3なのかなと思ってしまうが、こればかりはわからない。選手のINが正式発表されたのは小池のみで、2列目を担える選手の補強があるかも知れない。
仲間に関してはもうベテランの区域に入る32歳、選手として現役でやっていけるのはそれほど長くないと思うが、仲間ならまだまだできそう。柏でもうひと花咲かしてほしい。鹿島戦ではもちろん大ブーイングします(笑)。
藤井はまだまだこれからバリバリできる。湘南を上位進出に導く活躍を見せてほしい。もちろん、鹿島戦では大ブーイングです(笑)。あっ、2025年の開幕戦は湘南戦やね。早速ブーイングしなくては(笑)。仲間と藤井、これまでありがとうございました。