管理人Voice
ロシア軍がウクライナへの侵攻を始めて、約3ヶ月になる。依然として停戦の動きが見られない。アメリカのバイデン大統領が22日の夕方、日本に到着し、23日に日米首脳会談が行われる。ウクライナ情勢を含み、今後どう連携していくか注目される。
さて、新型コロナウイルスの日本の感染状況、ゴールデンウィーク後には、東京では1日に1万人感染するのではないかというシミュレーションもあったが、大幅な増加には至らなかった。地域によって異なるが、今はほぼ横ばいか、少しだけ減少傾向が見られる。人が動く年度末や年始、ゴールデンウィークなどが終わり、ここからは減少傾向になってくれたらいいが。
各国でマスクを外す動きが見られる中、20日に政府はマスクの着用の考え方を公表した。大体の内容を見たが、俺からすると「何をいまさら」という感じで、真新しい考え方があんまりなかったような。そこで、公表された内容をちょっと見ていくことにする。
・夏場で、屋外で会話をほとんどしない場合などは「外すことを推奨」
とっくにやっている。コロナが始まった2020年の頃から言われていたと思うが。熱中症対策のため、人通りが殆どいなければ、マスクは外している。俺自身は、車を月極駐車場を利用しているので、自宅から駐車場の距離くらいなら、夏場はマスクを外して歩いている。
やや人混みの屋外(観光地など)ではマスクを着用するものの、人通りが少なく、人と十分な距離を保っているのであれば、着用する必要はないし、外すときもある。感染のきっかけは、人の飛沫。花粉や黄砂のように、山や大陸からウイルスが流れ込んでくるわけではない。そんなんで感染するのであれば、窓を開けられず、換気ができない。
・2歳以上の未就学児は「一律には求めない」、2歳未満は「着用を推奨しない」
2歳未満の子供は、マスク着用により窒息の恐れがあることから、着用は推奨されない。これも以前から言われていたと思うが。確かに、2歳未満の子供にマスク着用は危ないと思うので、これは賛成する。
未就学児に関しては、これも2歳未満の子供と同様のところはあるかも知れない。未就学児でマスク着用の子供を見るけど、正しくマスクを着用できていない子供が多い。大体が鼻出し。しかし、大人のように「ちゃんとマスクを着用しましょう」なんて、未就学児には無理があるのではないかと。未就学児が、親や保育士などにマスクを着けてもらったとしても、結局外してしまうか、鼻を出すことが多いのではないかと。
・屋外では、周囲と距離が確保できなくても、会話が殆どなければ「着用不要」
このケースは徒歩での通勤や、他人とすれ違うなどが具体例として挙がっている。最初は結構勇気はいるかな。先ほども述べたけど、感染のきっかけは人の飛沫。他人とすれ違う直前に、くしゃみとかされたら・・・、って思ってしまうが、屋外であれば、飛沫はすぐにばらばらになって薄まる。
結局は、飛沫を出さなければ感染リスクは低いし、着用不要というのはわかる。ただ、着用不要といっても、ほとんどの人は着用するんじゃないかと。
・屋内で会話をする場合でも、十分な換気などの対策をとっていれば「外すこともできる」
これはケースバイケースなのか、こういった場面って限定的?なのか。これは家族で自宅での会話であったり、認証を受けた飲食店とかになるのかな。そういった環境では、窓を開けて換気することはできるし、認証店ならアクリル板の正しい設置や換気などもしっかりしている。
ただ、職場ではどうか。窓を開けて十分に換気できる職場でも、各企業でマスク着用を義務付けているところが殆どやし、セキュリティの厳しいルームとかでは当然外すのはダメでしょう。それに、冬は暖房にしたいし、換気が重要といっても、窓を開けないことが多いと思う。
【まとめ】
政府がマスク着用の考え方を公表したことは評価する。あいまいだった?マスク着用の考え方に対して、まずははっきりとさせたかったんでしょう。それを基準に、最終的には自分自身が判断することだと思う。
屋外マスク、マスクを外したいと思っている人が約6割に上っているようだが、周りの目を気にして、結局マスクを着けてしまう人が多いと思う。場面に応じて、マスクの着脱をすればいいのに、何でもかんでもマスク着用という誤った考えをする人は、マスクを外している人を睨むんやろうね。おそらく、同調圧力は大してなくならないと思う。
まぁ、場面に応じてマスクの着脱をすればいいと思う。これから暑くなるので、俺はマスクを外して歩いていても、人混みや大声の会話の人たちを見たら、すぐにマスクを着用できるように準備している。でも、早く終息してほしいわなぁ。マスク着用は冬と春だけにしたい・・・。
依然として終わりの見えないロシア軍によるウクライナ侵攻、ロシアに対する制裁措置を各国が表明も、これが改善の方向に向かうのか。プーチン大統領はいったい何を考えているのか。一日も早く戦争が終わってほしいし、これ以上の犠牲者は出てほしくない。
さて、日本の新型コロナウイルスの感染状況、先月21日でまん延防止等重点措置が全面解除になった。しかし、そこから20代など若者の感染の割合が増えた。全国的には下げ止まりし、増加傾向。地域によっては過去最多の感染者数に。このままでは、増加していく可能性が大だと思われる。
収束のためにカギを握るワクチン接種、俺自身は3回目の接種は終えたが、若い世代の接種率が伸びていない。接種をしない理由を若者に聞くシーンをテレビで見たが、その理由には・・・、という印象を受けた。今回は、現在の感染状況から思うことと、接種しない理由に対して、俺自身がどう思ったかを取り上げる。
・まん延防止等重点措置の効果は限定的では?
先月21日でまん延防止等重点措置が全面的に解除され、約3週間が経過した。まん防が適用中、次第に20代の感染者が減り、10歳未満の子供へとシフト。2月中旬頃から減少傾向も、緩やかな減少。まん防は段階的に解除され、先月21日をもって全ての都道府県で解除となった。
まん防が解除され、約3週間が経過したが、20代の感染が再び増えだした。この時期、桜の季節、送別会、歓送迎会などが行われることが多い時期。この3週間が飲食を起因とした感染が顕著であれば、再びまん防を適用すれば、飲食を起因とした感染は抑えられる可能性がある。
ただ、それだけなのかと。まん防は主に飲食店への時短要請で、10歳未満の子供がどういった形で感染が見られるのか。10歳未満の子供に、学校が終わったら公園などで大声を出しながら遊ぶな!とか、第1波の時のように休校、公園の封鎖などは難しい。
物事、原因に応じた対策が必要だと思うが、現状のまん防では、主に飲食店への時短。これでは効果は限定的やろう。飲食店への時短以外、なかなか手立てがないのが現状でしょう。
・2類相当から5類相当へ変更したいなら、柔軟な移行が必要
現在の新型コロナウイルス(COVID-19)は、感染症法では2類相当。現在も2類から5類への変更をと、小池知事などは岸田総理に要望するなど、議論が絶えない。
俺は現時点では今も、2類から5類への変更は「反対」。医療機関への負担が減る一方で、5類になると、インフルエンザと同様、一部自己負担になる(2類のままなら公費)。自己負担という金銭面はやむを得ないにしても、受診控えが心配になる。
5類相当へ移行したいのであれば、新変異株出現に備えて、柔軟な移行ができる仕組み作りが必要だと思う。例えば、5月1日から5類にすると仮定する。4月30日にPCR検査をして、翌日陽性と判明した人はどうなる?
特に問題は、強毒性の新変異株の出現した時やろう。例えば5月1日に5類へと移行していたとする、新変異株が出現し、後に強毒性であることがわかった場合、いつ2類へ戻すか議論になるでしょう。そして、6月1日から再び2類へ移行が決まった場合、5月31日に陽性になって、それが新変異株だったら?5月31日にPCR検査をして、6月1日に判明した人や、6月1日以降陽性だったが、新変異株ではなくオミクロン株でも公費になるの?感染者全員にゲノム解析するの?
賛成であるなら、俺が挙げたケースはどう対応するべきなのか、5類へのスムーズな移行(逆も然り)のための仕組みの提案などを、日本維新の会、小池知事とかは用意しているの?と。インフルエンザのように、定期的なワクチン接種、治療薬が容易に手に入る、受け入れ医院の体制など、課題はいっぱいあるよね?賛成なら、概略だけでも提案して、その内容を、メディア等を通じて公開できる範囲で公開してほしい。
・ワクチン接種しない理由、多くは「自分さえよければいいの?」と言いたい
現在、若い世代の接種率が伸びていない。接種時期が来ていない、接種券が届いていない、体質的な理由で接種ができない、というのはやむを得ない。
ワクチン接種自体は任意である、という前置きはしておくものの、先日、テレビで見たが、接種をしない理由が以下の3つ。これまでも「ワクチンの安全性」や「自分は感染しないと思う」とか、そういった理由もあるようだが、この3つについて、俺なりに回答してみる。
1つ目の副反応の懸念だが、確かにこれは人それぞれ症状が違い、副反応が軽かったり、39℃くらいの熱が出たとか。俺自身は「接種翌日までの辛抱と思いたい」という考え。俺も副反応は出たが、今できる最大の自己防衛をしたいという思いが強いし、迷わずワクチン接種をした。
コロナに罹った場合は自分ひとりの問題だけで、周りの人、学校、勤め先に全く迷惑かけないと言えるのであれば、それでいいんちゃう?うつらない、うつさない、という思いやり精神が浸透している中、まだこのような人がいたとは、ちょっと残念に思う。
2つ目、ワクチン接種しても感染した友人がいたから、自分も接種しないという人がいた。まず、多くの人は知っていると思うが、100%大丈夫なワクチンは存在しないし、主に重症化を防ぐため。今回のワクチンは発症予防効果も高い。100%罹らないわけではなく、ブレイクスルー感染はあり得る。インフルエンザワクチンも同様。
そういう友人を見て「ワクチンの効果がない」と思ったからかも。そんなことはないはず、効果が期待できないワクチンが承認されるはずがないし、懸念があるなら、アストラゼネカワクチンのごく稀な血栓、モデルナワクチンでごく稀な心筋炎など、厚生労働省はちゃんと報告している。さすがにそこは信じていいんでは?
3つ目の「(注射が)痛いから」、なんだか小学生以下か・・・。と言いつつも、俺自身も実は、小学生の時は注射が嫌いで、インフルエンザ予防接種の際、クラスの中で稀に逃げ出す児童がいる。その一人が俺だった。接種した時もあれば、逃げた時もあった。
注射の機会は、以前は採血だけで、インフルエンザの予防接種はしていなかったが、これからは「自己防衛をしていかなくては」という思いが強くなって、2013年シーズンから、毎年インフルエンザ予防接種を行っている。注射の際、ちょっと緊張するが、注射はすぐ終わるし、注射の痛みが嫌か、感染するのが嫌か、どっちが嫌かとなると、もう答えるまでもない。
【最後に】
若い世代の接種率が伸びていないが、接種時期が来れば、多くの若者は接種すると思う。変に考えるのは、年代問わず、一部の人だけだと思いたい。
政府や都道府県知事などは、重症患者はすごく注視するものの、軽症患者はほぼ無視みたいなもので、基本的な感染防止対策を呼び掛けるだけ。俺自身、軽症・重症問わず感染そのものをしたくないし、オミクロン株は重症化しにくい、重症病床がひっ迫していないから大丈夫、という考え方では、これからも感染者数は増えると思う。感染拡大の兆候が見られた場合は、どういった要因で感染した傾向がみられるか、その要因に応じた対応を早くすることだと思う。
4月8日現在、3回目のワクチン接種率は44.3%、これがどこまで伸ばせるか。BA.2への置き換わり、さらにはXEといったオミクロン株のBA.2よりさらに感染力の強い株も出ている。まだXEが日本に入ってきたという報告はないが、いずれは入ってくると思う。今は感染拡大の兆候という状況からして、ワクチン接種の加速が勝つか、感染急拡大のほうが勝つか、相撲で例えるなら「がっぷり四つ」の状況なのか。
もう新たな変異株の情報は勘弁してほしい・・・。これからも感染対策は万全にするが、サッカー観戦やプロ野球観戦も安心してできるよう願うだけ。
まん延防止等重点措置が全面的に解除され、経済を回していこうという反面、感染が再拡大しないか不安な面もある。ワクチン接種が進んで、第7波にはならないようにしたい。
さて、プロ野球のオープン戦が終わり、いよいよ開幕が近づいてきた。ヤクルトは昨年「7回の男」としてブレイクした今野が新型コロナウイルスの陽性反応、阪神も開幕投手に内定していた青柳、オープン戦好調だった島田が陽性反応ということで、事実上開幕がアウトとなった。ちょっと心配させられるニュースが飛び込んできたが、これからは、俺の応援している阪神を取り上げる。
・先発投手陣は、今シーズンも豊富
故障等で出遅れの投手も含めるが、先発投手陣には藤浪、西勇輝、秋山、青柳、高橋、ガンケル、伊藤、そして小川が先発を担うことになりそう。さらに、新人の桐敷も先発ローテーションを担いそう。
青柳が開幕アウトということで、開幕投手に2年連続で藤浪が指名された。2016年以降、長いトンネル。昨年も3勝にとどまった。今年こそ復活し、2桁勝利を目指してほしい。ガンケルは抜群の安定感があるだけに、出遅れるのは痛いし、高橋に関しても、昨年の左肘のクリーニング手術によって、開幕は厳しいか。
豊富な先発陣ではあるが、出遅れる投手が出てくる。先発としてはまだ未知数の小川、新人の桐敷がどこまでカバーできるか。
・中継ぎと守護神がポイント
昨年はスアレスという絶対的な守護神がいて、しっかりと勝利を収めた。今年は守護神がどうか。候補としては新外国人のケラー、中継ぎの岩崎が候補に挙がると思う。守護神で苦しんだのは、近年は2013年かな。本来先発型の久保が抑えを担ったが、思ったほどの成績は収められなかった。
中継ぎ陣が特に昨年苦しみ、勝利の方程式として計算できる中継ぎは岩崎くらい。昨年は岩貞が7回を主に担ったが、不振によりシーズン後半は棒に振った。昨年頭角を現した及川は、先発に転向予定だが、ケガにより開幕アウト。昨年途中に中継ぎに転向したアルカンタラ、今年も中継ぎを担うと思うが、左足関節を捻挫した影響で、開幕は厳しいと思われる。
守護神、中継ぎが不安材料になっているが、ここをいち早く、勝利の方程式が完成して、盤石の投手陣を形成する必要がある。
・打線が機能するか
昨年の前半はホームランを量産した佐藤輝明だが、後半になって大失速した。しかし、今年は4番として起用される見込みで、今年は1年間フルで活躍することが期待される。
パフォーマンスが安定しなかった大山、新型コロナウイルスの影響による入国制限により出遅れたロハス・ジュニアも昨年は不安定だっただけに、今年は打棒が爆発するか。ベテランの糸井が調子がいいので、開幕スタメンを勝ち取る可能性がある。
昨年の後半は、中軸が安定しなかった上に、終盤には好調の近本が負傷し、貧打に追い打ちをかけて、優勝を逃す要因になった。打線が機能するかがカギとなる。
【最後に】
昨年は後半の貧打もあり、優勝を逃してしまった。今年に関して不安はあるものの、優勝の可能性は十分にあると思う。勝利の方程式と打線の機能、ここがポイントとなる。
2019年を最後に甲子園への現地観戦へ行ってないし、今年こそ行きたいなぁ。ただ、今の新規感染者数という観点では、デルタ株のピークをまだ上回っているし、なんか感覚がおかしいね。こんな状況でまん防解除って。まぁ、まん防の効果はゼロではないけど、20代の感染が減っただけで、限定的やね。
2005年以来、17年ぶりの優勝を期待したい阪神、すでに矢野監督が今季限りでの退任を表明している。矢野監督のためにも、秋には矢野監督の胴上げをみたい。期待したい。
J1リーグ戦、多くのチームが5試合(ACL組は7試合、FC東京と名古屋は4試合)を戦った。ACL組はすでに7試合消化しているとはいえ、やっぱり川崎が首位に。2月の第9節の横浜FM戦では、実に4年ぶりの逆転負けを喫して以降、しっかりと勝ち点を積み上げている。チャナティップの起用法に試行錯誤しているものの、2年前から取り組んでいる4-1-2-3の布陣に円熟味を増している。
さぁ、我らが鹿島アントラーズ、5試合を消化して4勝1敗。カップ戦では1分1敗。カップ戦では結果が出ていないが、リーグ戦では暫定3位につけている。レネ ヴァイラー監督がようやく合流し、リーグ戦初采配となった湘南戦では逆転勝ち。さらなる期待が膨らむ。序盤を振り返ろう。
・樋口雄太の加入は大きかった
鳥栖から完全移籍加入の樋口、リーグ戦で早速先発。ピトゥカとのコンビ、もしくはダイヤモンド型4-4-2のアンカーを務め、リーグ戦全試合で先発している。俺自身、右サイドハーフやトップ下あたりを務めるのかなと思っていたが、樋口曰く、中央でプレーするほうが生きるとコメントしている。
コーナーキックのキッカーは主に樋口が務めていて、精度の高いボールを送っている。周りとの呼吸もさらに合ってきそう。昨年までは三竿とピトゥカのダブルボランチが軸となっていたが、同ポジションの三竿は主にセンターバックを務めている。樋口が中盤のポジションを、現在は奪取している。
・心配どおり、センターバック
昨年の終盤に頭角を現した関川と、札幌から加入のキム ミンテが軸になると思っていた。やはり、シーズンが始まると、この2人が先発を務めていたが、第1節で関川が脳震盪によって、前半だけで交代。第2節では、その脳震盪の影響があったのか、ミスにより失点。前半だけで退いた。
ミンテに関しても、まだ関川との呼吸が合っているとは言い難いが、第3節の柏戦では、ミンテが右、関川が左に配置を変えて臨み、1対0の勝利に貢献した。結果が出ていなかったこともあり、柏戦では涙を浮かべていた。
しかし、センターバック陣がコロコロと変わっている。神戸戦では三竿とブエノがセンターバックを務め、完封に貢献し、ブエノも2019年途中に一気にレギュラーに踊り出た実力が戻ってきたかと思ったら、ルヴァン杯の大分戦では、その時のパフォーマンスを見せることができなかった。
林がケガで離脱している影響で、三竿が主にセンターバックを務めている。そのセンターバックコンビは、関川とミンテが3試合、三竿とブエノが2試合、関川と三竿、三竿とミンテがそれぞれ1試合、すでに4パターン。センターバックはあまりコロコロと替えるポジションではないが、安定するまでには、もう少し時間がかかるのではないかと思われる。ただ、三竿の本職はボランチ、もちろん元々センターバックをこなせるが、こういう起用方法は本人にとってどうなのか。
・樋口、中村、仲間、本当にいい選手
樋口に関しては先ほどから話しているので、ここでは述べないが、甲府から新加入の中村亮太朗、柏から新加入の仲間隼斗も、随所にいい働きを魅せている。
中村がキーになりそうだった試合が川崎戦。後半開始から中村が投入され、中盤をダイヤモンド型4-4-2の布陣にし、アンカーに中村を起用したことによって、流れが鹿島に変わって、攻め込んだ。この試合以降、中盤の構成やメンバーが変化していっている。ベンチに置いておくのがもったいない選手だと思う。
仲間に関しても、リーグ戦では先発がないが、古巣の柏戦においても、闘争心あふれるプレーを魅せている。J1での実績はそれほど豊富ではないが、土居と同い年でもあり、中堅からベテランになる年代で、大いにチームを引っ張って欲しい存在。
・これからもっと戦術が浸透すると思いたい
今季の鹿島は、前半に失点が目立つ。湘南戦でも前半に失点。後半に逆転し、このまま勝利。レネ ヴァイラー監督のやりたいサッカーはこれからだが、湘南戦での和泉の縦パスから、上田のゴールに繋げるシーンや、中盤で奪ってから素早い縦パスから、ファン アラーノのゴールに繋がった。こういった素早い攻守の切り替えというのがキーになってくるのか。
現在は主にダイヤモンド型4-4-2、4-2-2-2、4-2-3-1で臨んでいるが、相手に合わせて、さらにシステムを柔軟に変えてくるのか、ここは注目していくことにしよう。
【最後に】
ルヴァン杯は1分1敗で、まだ厳しいが、リーグ戦に関しては勝ち点12で、一昨年と昨年はスタートダッシュに失敗しただけに、悪くないスタートだと思う。ただ、川崎にはまだ歯がたたんね。
序盤の5試合が終わったが、安定したセンターバックコンビの形成、攻守の切り替えの速さ、さらなる戦術の浸透が求められる。今年はカタールW杯が行われるため、シーズンの終了が早いし、やや過密になってくると思う。今も林や名古が負傷離脱中、新型コロナに感染した選手もいて、決してベストな状態ではないチームの中で、さらなる離脱者は避けたいところ。
現地観戦だが、3回目のワクチン接種は終わっているので、感染状況が落ち着けば、4月のC大阪戦(ルヴァン、リーグ)の2試合観に行きたい。オミクロン株のBA.2が出てきているが、ワクチン接種によって減少スピードが加速してほしい・・・。
ロシア軍によるウクライナ侵攻が、世界的な問題となり、ウクライナから犠牲者も出てしまっている。一刻も早く停戦してほしいが、停戦への進展が見られない。長期化が覚悟なのか。
J1リーグは開幕したが、これからプロ野球も開幕する。現在はオープン戦が真っただ中だが、各チームはこれから状態を上げていくと思う。新型コロナウイルスが気になるが、プロ野球も楽しみになってきた。では、俺の今季のプロ野球の順位予想をしてみよう。
■セ・リーグは混戦予想
今年こそ「希望」で阪神優勝。矢野監督が今季限りで退任をすでに表明している。最後の年で、何としても優勝したい。阪神に関しては後日詳しく述べてみたい。
2位は巨人、3位は昨年日本一のヤクルト。巨人はかみ合えば強いのだが、昨年は投打ともに波が激しかった。総合力は元々あるし、昨年不本意だった菅野や、打線で言えば丸や坂本などが、もう一度活躍するようなことがあると、優勝は十分にあり得る。
ヤクルトに関しては、昨年の後半から勢いに乗って、そのまま日本一までたどり着いた。課題だった投手陣が先発、中継ぎ、抑えとも整ったが、さらに上積みできれば連覇はあり得る。
4位予想の広島は、大瀬良と九里の引き留めに成功。打線も、林など楽しみな若手が出てきていて、昨年からの上積みが期待される。5位予想のDeNAは、やっぱり投手陣。東が開幕投手に決まり、今永、濵口などの先発陣が1年間ローテーションを守れば、強力打線を擁して上位進出もある。
中日は打線が課題。昨年は12球団トップの防御率を誇った投手陣も、打線が弱かった。ミスター・ドラゴンズと呼ばれた立浪新監督が、その打線のテコ入れを行うと思うが、果たしてどうか。
■パ・リーグも混戦予想
優勝予想は、昨年2位のロッテ。先発投手陣が整ってきた。特に3年目の「令和の怪物」佐々木朗希がやってくれそう。そして今年は種市が復帰できるのではないかと。トミージョン手術で昨年は登板機会がなかったが、復活なるか。あとは打線次第か。
オリックスは2位としたが、昨年のように、山本や宮城などの先発投手陣がしっかりローテーションを務めて、打線では吉田正尚、昨年才能が開花した「ラオウ」杉本らが、昨年のように活躍すれば、連覇の可能性は十分にあり得る。選手層は厚いのかなぁ。
3位予想はソフトバンク。昨シーズンは、負傷者の続出や東京オリンピック開催によるチーム離脱の影響もあって、4位に沈んだ。元々総合力のあるチームだが、主力選手の高齢化もやや目立つようになってきている。昨シーズンはキャリアハイの成績を残した栗原、復活を期す上林らの活躍は欠かせない。
そして大注目は日本ハム。新庄ビッグボスがどれだけやれるか。「優勝なんか目指しません」とか、オープン戦では宿舎のベランダから観戦し、代行監督として上沢投手を指名するなど、これまでにない采配や取り組みを行っている。これがシーズンが始まって、吉と出るか凶と出るかはわからないが、万波中正ら若手が才能開花の兆しを見せるなど、楽しみなところはあるが、将来的には監督より選手が目立つことだと思う。阪神金本知憲が現役引退した2012年、引退セレモニーで、DeNAの選手たちに「選手より監督が目立つようではダメだと思います(笑)」というのを思い出す(汗)。
5位予想は西武、最下位予想は楽天とした。が、浮上のきっかけはあると思う。西武は、これまで強力な打線を中心にチームを引っ張ってきたが、その打線の復活、そして投手では新人の隅田がローテ確実視されている模様。投打にかみ合えば、Aクラス入りは可能だと思う。
失礼ながら、楽天を最下位と予想したが、やや高齢化している先発投手陣に、外国人野手が活躍できるか。昨シーズンはマー君先発も援護がない試合が多かった。浅村は昨シーズンは全試合出場を果たしたものの、18本塁打、67打点とやや不本意な成績。昨シーズンの打点王の島内と共に、打点を稼ぐ打線になれば。
【最後に】
セ・リーグ、パ・リーグ、それぞれの順位予想をしてみた。今季はセ・パ共に混戦になるのではないかと思っている。ただ、阪神が優勝、日本一になればそれでいいかなと(笑)。
甲子園への現地観戦も、2019年を最後に行っていない。Jリーグと共に、収容人数は100%を目指している。Jリーグと同様、引き続き声出しはできないが、タイムリーヒットやサヨナラ打、ホームランの時はどうしても大声になってしまうファンが多い。Jリーグでもゴールが決まったときの歓声や、ラフプレーなどのファウルで「おぉ~ぃ!」とか。やっぱり、このあたりが気になるね。
オミクロン株のまん延も、一応減少傾向。ただ、緩やかな減少になっていて、新規感染者数という観点では、3月11日現在、デルタ株がピークだった頃の2倍以上の新規感染者数で推移している。ウクライナ情勢、新型コロナウイルス、気になるところが多いが、平和な日が一日でも早く訪れることを願う。
年始直後、新型コロナウイルスのオミクロン株が急拡大し、一時は一日の新規感染者数が全国で10万人を超えた。今は全国的な数として減少傾向にあるものの、7万人前後の高い水準で推移。一部の県では増加しているところもあり、第6波の収束が程遠い。
さて、2月26日(土)に、京都府の集団接種会場(京都タワー会場)で3回目のワクチン接種を行った。宇治でも可能だが、3月以降になってしまうため、少しでも早く接種したかったので、京都タワー会場を選択。時間帯にもよるかも知れないが、意外と人が多かった。
俺自身は、1回目と2回目は職域接種だったため、モデルナのワクチンを接種。3回目もモデルナ。今回の副反応、経過をまとめてみることにする。
3回目のモデルナのワクチン接種量は、これまでの半分とされていて、2回目より副反応はマシらしいとのことだが、俺自身は3回目のほうがキツかった印象。
接種当日は、ほとんど変化がなかった。平熱が大体36.2℃なので、就寝前がやや高いが、そういう実感はなかった。そして、1回目や2回目は顔のほてりがあったが、3回目はなかった。1回目や2回目は夏だったので、暑かっただけだったのか・・・。接種部位の痛みは、3回目もあった。
翌日は全然眠れず。たびたび目覚め、特に悪寒がひどかった。ちゃんと眠った実感がない。そして、体温も37.3℃まで上がった。しばらく微熱、悪寒、倦怠感があり、さらに頭痛がしてきた段階で、解熱鎮痛剤「バファリンプレミアム」を服用した。解熱鎮痛剤服用後、一時は症状は和らぐも、夕方ごろに筋肉痛や悪寒、頭痛があったため、夕方にもう一度服用した。
日曜日に眠れなかった分、今日はぐっすり眠れた。体温も36.6℃まで戻って、普通に仕事をこなすことができた。3回目の接種が終わって、「これで大丈夫」とかではないし、発症予防は70%くらいまで。なので、ブレイクスルー感染はやや起こりやすいのか。
まずは3回目の接種が終わった。現地観戦再開は、3回目の接種が終わった上で、感染状況が落ち着いていることが条件。減少傾向だが、減り方が緩やか。オミクロン株の亜種BA.2がどうなるか、これも気になる。これからも未接種のつもりで、感染対策はきっちりやっていきたい。望む、終息。
2022シーズンのJリーグがいよいよ開幕が近づいた。鹿島に関しては、水戸とのプレシーズンマッチで初めて敗れ、少々不安の残す結果となった。これに関しては、監督が来日できないまま、チーム作りをしなければならない影響があるのか。
G大阪などで活躍した、元日本代表の加地亮氏は鹿島を1位と予想してくれている。非常に光栄。一昨年と昨年は、スタートダッシュに失敗し、昨年はザーゴ解任に至ってしまった。今年に関して、占ってみよう。
・シーズン開幕後、少なくとも1ヶ月強は我慢か
レネ ヴァイラー新監督、ドラガン ムルジャコーチ、マヌエル クレクラーフィジカルコーチが入国できず、現在は岩政先生が暫定的に指揮をしている。
当然、レネ ヴァイラー監督からの指示をもとにチームを作りあげているものと思うが、指揮官が傍にいないというのはキツいと思う。仮に3月から新規入国が可能になった場合、可能になった段階で早速動いたとして、日本到着後に隔離期間を経ての合流となると思うし、それがいつになるのか。早くても3月中旬か下旬か。
少なくとも1ヶ月強は監督不在となり、監督が合流しても、まずは選手のコンディションやチーム状況のチェックを行い、そこから修正も行われると思う。指揮官不在で、どこまで成績を残せているか。
・センターバックがやや手薄
先月に、鹿島のシーズン登録リストを見て、センターバックがどうかと思っていた。基本的には関川とキム ミンテが軸になるかと思うが、関川は昨シーズン終盤に急成長し、今季はどっぷりとレギュラーとしての活躍が求められる。経験という点で、不安要素があるが、関川はこれからの選手。
林もブエノも能力があるし、虎視眈々とレギュラーを狙っている。林もこれから経験を積んでいく段階、ブエノは外国人枠もあり、ミンテと争うことになるのか。2019年途中に一気にレギュラーに躍り出た実力をもう一度見せたい。不測の事態があれば、三竿がセンターバックを務めることになるやろう。
サイドバックに関しては、右が広瀬と常本が主に務めることが有力。左に関しては、安西が基本的に軸になることが有力だが、2年間の武者修行を経て鹿島に復帰した小田、その成果を見せる時。
・中盤と前線は豪華なメンバーが揃う
中盤や攻撃的なポジションがどうなるかはあるが、プレシーズンマッチでは4-4-2の布陣だった。プレシーズンマッチでは樋口がボランチを務めていた。ボランチが本職が三竿やピトゥカ、中村亮太朗もレギュラーを当然狙っているし、名古の復帰も待たれる。
攻撃的な選手でも、樋口、ファン アラーノ、和泉、アルトゥール カイキ、荒木、仲間、土居など攻撃的選手はたくさんいる。FW登録の選手は4人、エヴェラウド、鈴木、上田、染野。
プレシーズンマッチでは4-4-2だったが、4-2-3-1はあり得るとしても、4-1-2-3もあるのか。中盤から前線の選手は豊富にいるだけに、状況や選手に応じてフォーメーションを柔軟に使い分けてくるのか、まずは4-4-2で戦っていくのか、このあたりは注目していく。
・優勝できる戦力はある
川崎のように、シーズン通じて安定した戦いができればいいが、今季の鹿島の場合は、開幕後は少し我慢かと思うし、レネ ヴァイラー監督合流後、しばらく経ってから、さらに軌道に乗っていくと思いたい。さすがの岩政先生も、このような形での暫定指揮は難しいと思うし。
それでも、一昨年と昨年のようなスタートダッシュに失敗するわけにはいかない。豪華な攻撃陣がかみ合えば、優勝を狙える戦力は十分に持っている。
【最後に】
プレシーズンマッチで初めて水戸に敗れ、少々不安を残した。開幕までに修正するものと思われるが、どこまで修正できるか。初の欧州出身監督を迎えて、新しい鹿島としての戦いのため、戦術の浸透は時間がかかると思う。指揮官不在ならなおさら。3月、入国制限の緩和へ向けての動きが出てきそうなので、早く入国できれば。
昨年、一昨年と、現地観戦は1試合ずつのみ。今季もしばらくは現地観戦はしません。3回目のワクチン接種が終えた上で、感染状況が落ち着いていることが条件。4月にヨドコウ桜スタジアムでの試合があるし、9月はサンガスタジアムでの試合もある。これは行きたいなぁ。
2016年以来の国内タイトル獲得へ向けてスタートする。最もほしいのは当然リーグ戦、川崎に3連覇を許すわけにはいかない。さぁ、シーズン開幕!
2022シーズンのJリーグ、J2も開幕まであと約1週間。J2に関しても開幕が近づいている。昨年と一昨年は新型コロナウイルスの影響で、J1参入プレーオフが行われなかったが、今季は3年ぶりに開催される。そして昨年はJ3降格が4チームだったが、これも通常の2チームになる。
J2は2回戦総当たりの42節まであるが、今季はワールドカップにより、10月23日に最終節が行われ、その後J1参入プレーオフが開催される。J2は各チームの力が拮抗していて、J1に関しても予想が外れることが多いが、J2はもっと難しい。いつも思うことだが。さて、J2も順位予想をしてみよう。
・J1昇格争い、横浜FCと長崎が軸か
J1自動昇格は横浜FCと長崎と予想した。横浜FCは、松尾や瀬古らが移籍したが、昨年の主力の多くが残留。そして、川崎から長谷川、磐田から小川など、実力者が加入した。1年でJ1復帰へ向けての陣容が揃ったと思う。監督が四方田氏になったが、四方田監督のやりたいサッカーが機能すれば。
2位は長崎。柏からクリスティアーノが加入し、攻撃力が増したのではないかと。クリスティアーノがフィットして、エジガル ジュニオとともに得点を量産するようなことがあると、J2の中でも屈指の攻撃力を誇る。
・プレーオフ圏内は混戦
プレーオフ圏内は大分、町田、水戸、新潟と予想した。大分は、天皇杯準決勝など活躍したエンリケ トレヴィザンがFC東京へ移籍したが、比較的IN、OUTは多くなく、昨年の主力の多くが残留している。監督が下平氏になり、戦術にフィットすれば。
町田が読めない。躍進したかと思えば残留争いと、浮き沈みがわりと激しい。昨年は5位だったが、今季も上位に来るのではないかと。水戸に関しては、鹿島とのプレシーズンマッチで、初めて鹿島に勝利したのを自信にして、上位進出を予想する。
・気になる甲府、仙台、徳島
失礼ながら、甲府、仙台、徳島はプレーオフ圏外と予想した。甲府は吉田達磨氏が再び監督に就任。これまで柏、新潟、甲府の監督を務めたが、いずれも解任されている。4度目で果たしてどうか。
仙台は昨年はずっと下位に低迷し、チームとして浮上の兆しが見えてこなかった。シーズン終盤に手倉森氏から原崎氏に監督が替わり、今季も原崎体制となる。ヤクブ スウォビィクや西村らが移籍し、鹿島から遠藤などを補強した。攻撃陣がどうなのかなぁ。
徳島に関しては、オフに主力の移籍が相次いだ。昨年は新型コロナウイルスの影響で、ポヤトス監督のチームの合流が遅れた。今季は最初から指揮を執るが、主力の移籍が多かっただけに、もう一度再構築をしようという感じかと思うが、果たしてうまくチームとして機能するか。
・J2の残留争いは今季も混戦か
J3から熊本と岩手がJ2昇格。岩手は初めてのJ2昇格となる。まずは熊本と岩手はJ2残留は最低目標とし、少しでも順位を上げていきたいところ。岩手は山形から中村充孝が加入した。山形での2年間が不本意だったので、岩手で復活を期待したい。いわぎんスタジアムの改修、大丈夫かな。こっちも気になる。
下位に関しては、上記のように予想したが、いずれにしても混戦になるのではないかと思われる。
【最後に】
J2に関しても、いよいよ開幕する。実力は拮抗していて、どのチームもJ1昇格、どのチームもJ3降格というのはありえる。昨年、大宮と松本がこんなに低迷するとは思わなかったし、松本に至ってはJ2最下位でJ3降格、全く予想していなかった。
こういった感じで、今季のJ2も混戦になるやろうし、ただ、見ているほうは楽しみ。3回目のワクチン接種のスピードがようやく上がってきたが、まだまだこれからだと思う。ワクチン接種が全てとはいかないが、早くコロナが終息してほしいなと。J2も楽しみにしよう。
2022シーズンのJ1リーグの開幕が近づいている。川崎と浦和はFUJIFILM SUPER CUPで、他のチームはプレシーズンマッチなどで、今シーズンの戦いに向けてコンディションをチェック。しかし、G大阪に関しては、新型コロナウイルスの集団感染で一時チーム活動を中止。それでも開幕に合わせなければならない。
オミクロン株の急速な拡大で、一週間後の開幕時は、高い水準での感染状況の中での開幕となりそう。では、今シーズンの順位予想をやってみることにする。
・優勝争いは川崎が本命
史上2クラブ目のJ1リーグ3連覇を目指す川崎がやっぱり本命でしょう。旗手がセルティックに移籍したが、横浜FCから瀬古、札幌からチャナティップの獲得に成功。鬼木体制6年目、2020年から採用した4-1-2-3のフォーメーションも円熟味が増し、勝負強さも身につけている。
鹿島に関しては、いつも通り「希望」で優勝としている(笑)。鹿島に関しては後日、詳しく述べていくことにする。多くのサッカー解説者や記者の殆どが川崎優勝を予想すると思うが、鹿島だけが3連覇をしている唯一のチームであり、川崎の3連覇は絶対阻止したい。
・台風の目は浦和
近年の相次ぐ監督交代や、チームの戦い方などを受け、2020年から「3ヶ年計画」として、3年後のリーグ優勝へと導くための改革を行っている。昨シーズンがその2年目、リーグ戦は6位も、天皇杯優勝。
阿部勇樹の引退、槙野は神戸へ、宇賀神はJ3岐阜へ完全移籍、興梠慎三が札幌へ期限付き移籍。ベテランがチームを去った一方で、横浜FCから松尾、鹿島から犬飼などを獲得し、チームとして改革が進んでいる。ACLがあるが、3ヶ年計画の3年目で、いよいよ勝負の年となる。浦和のスタートダッシュや戦い方によって、このリーグを面白くする存在になる可能性がある。
・前田大然の抜けた穴を埋められるか、横浜FM
ACL本戦から出場する横浜FM、何といっても昨シーズンのJ1得点王の前田大然がセルティックに移籍した。この前田の抜けた穴を埋められるかが、大きなカギを握るのではないかと。
ただ、補強はしている。広島と札幌でプレー経験のあるアンデルソン ロペス、仙台から西村拓真を補強。ACLもあるので、彼らがフィットするかどうかが注目される。DFラインのほうも、2019年のリーグ優勝に貢献したティーラトンとチアゴ マルチンスが退団。左サイドバックには鹿島から移籍の永戸、C大阪から移籍の小池の元鹿島の選手を補強。センターバックも鳥栖からエドゥアルドが電撃移籍加入。
補強そのものはできていると思う。オフにIN、OUTが結構あっただけに、チームとしてフィットすることができれば、優勝争いにも加わる可能性は十分に持っている。
・昇格組は明暗が分かれるか
昨シーズンのJ2優勝の磐田、3年ぶりにJ1復帰となった。J2得点王のルキアンが福岡に移籍したことが最も痛い。そのカギを握るのは、浦和から期限付き移籍加入の杉本健勇だと思う。
12年ぶりにJ1昇格を果たした京都、「湘南スタイル」を構築し、チームを支えたチョウ・キジェ監督の下、2位でJ1復帰を果たした。J1昇格の立役者のひとりヨルディ バイスの契約満了で「えっ?」ということもあったが、ベースとなる4-1-2-3の戦い方は継続するものと思われる。
ベテランのピーター・ウタカなど実績のある選手もいれば、下部組織からの昇格の福岡や川﨑など、非常に楽しみな選手もいて、ポテンシャルはすごくあるチームだと思う。
磐田は杉本健勇次第で降格もあるかも知れない。対して京都は、ポテンシャルがすごくあって、順位を上げる可能性がある。ただ、スタートで躓くと、残留争いに巻き込まれる可能性があるので、2チームとも、まずはJ1定着を目指したい。
・大丈夫かなぁ、C大阪、鳥栖、柏
気がかりなのがC大阪、鳥栖、柏か。C大阪は瀬古、坂元が海外移籍し、大久保嘉人が現役引退。一方で、ブルーノ メンデス、山下の復帰、浦和から山中の獲得など穴埋めを進めている。さらに、2019年にJ1最少失点に貢献したマテイ ヨニッチの復帰報道もある。乾、清武のベテランらがチームを引っ張り、大久保の背番号を継いだ加藤が昨年からの上積みができれば、上位に来る可能性は十分あると思う。
鳥栖は昨年の主力が相次いで移籍。FW山下がFC東京へ、樋口は鹿島へ。さらに、契約更新をしていたエドゥアルドが横浜FMに電撃移籍するなど、移籍が相次いだ。その一方で、鳥栖からプロスタートの藤田や福田が復帰、小野も3年ぶりに復帰など、補強を進めた。入れ替わりが激しかったオフ、さらに監督も替わり、序盤に躓くようなことがあると、厳しいシーズンになるかも知れない。
柏に関しても、昨年はオルンガが移籍したことによる影響が大きく、15位と低迷した。クリスティアーノや瀬川、仲間などが移籍したが、ドウグラスや小屋松らが加入した。まぁ、ドウグラスがフィットするかがカギになるかも知れない。
【最後に】
昨シーズンは、新型コロナウイルスの影響で20チームで構成され、4チームがJ2に自動降格だったが、今季は18チーム構成に戻った。
今季は「打倒川崎」をテーマに、川崎を除く各チームは戦ってほしい。ここ5シーズンで4回リーグ優勝させてしまうなんて思わなかったが、かつての「シルバーコレクター」は昔の話。完全にタイトルの取り方を覚えた。
オミクロン株の猛威、重症化のことばっかり見るから、抑え込みに失敗する。ただ、そろそろピークアウトかと思いたい。減少傾向になっても、日本の検査規模からして、緩やかな減少になると思う。俺ももう少しで接種券が届くと思う。まずは3回目のワクチン接種をし、感染状況が落ち着けば現地観戦をしたい。
北京オリンピックが開幕し、本格的に競技が始まっている。日本人金メダル第1号は、スキージャンプノーマルヒル男子の小林陵侑。スピードスケート女子1500メートルで高木美帆が銀、フィギュアスケート団体と男子モーグルの堀島行真がそれぞれ銅メダルを獲得。今後もさらなるメダル獲得が期待される。
俺自身は昔からスキージャンプには興味を持っている。先日、そのスキージャンプの混合団体で、高梨沙羅など4か国5人がスーツの規定違反による失格が相次ぎ、物議を醸している。俺もテレビで見ていたが、当初、高梨の失格に「えっ!?」と戸惑いを隠せなかった。そして、ドイツのアルトハウス、オーストリアのイラシュコ シュトルツ、さらにノルウェーのストロン、オップセットも失格。相次ぐ失格に、シラケてしまって、2回目のジャンプの途中で見なくなった。
この相次ぐ失格の問題を受けて、日本や海外メディアなどが大きく報じている。「茶番」や「クレイジー」など、怒りの声が続出。今も物議を呼んでいるこの問題だが、俺自身も述べてみる。
・ルールのもとで競技をしなければならないことは理解
長野五輪あたりのスーツって、わりとダボダボしていて、これが年々ルールが厳しくなっている。全選手が公平を保つため、スキーの長さなどもかなり厳密になっている。
選手やスタッフなど、このルールに従い、現在はギリギリの調整を強いられている。高梨の失格に関しては「体重が減ったためか?」とも言われている。個人ノーマルヒルと同じスーツを着用していたものの、体重の減少により、ボディーとスーツと一致しなかった可能性があるとのこと。混合団体に出場した伊藤有希も「体重が結構減って、管理は普通より難しかった」と語っている。
近年はこのように、厳密なルールの下で競技を行っている。毎年、スキージャンプのワールドカップはよく見るが、スーツの規定違反による失格はちょくちょく発生している。
・ルールがきちんと共有されていたのか
高梨を失格にしたポーランド人の判定員は「肉眼で見ても違反は明らかで1センチ、2センチの問題ではありません。それははっきりしています」と、正当性を強調していると報じられている。
当然ひいきはしてはいけないし、必ず正確にチェックしなければならない。ルールのもとで、きちんと違反であると判断したのであれば、それを受け止めるしかないのだが、問題は「これまでの検査方法と違う」といった主張した選手がいたこと。
高梨がどこまで厳密なチェックを受けたのかはわからないが、ドイツチームの関係者は「問題が見つかるまでチェックが続いた」とか、ノルウェーのストロンは「いつもと違う姿勢でチェックされた」など、チェック方法に疑問を口にしている。このようなチェックを行うことを、国際スキー連盟(FIS)との間で共有されていたのか。
・国際スキー連盟(FIS)は今後検討すべき
今回の問題の責任は国際スキー連盟(FIS)にあると思う。アメリカのメディアは「失格チームから正式な抗議は届いていない」と報じているが、これだけ問題になっているのに、何とも思わないのか。
俺自身「ルールを緩和せよ」というわけではなく、ルールがきちんと共有されていたのか、今のルールの再検証も必要だと思う。これだけの失格者が出て、何とも思わないのであれば、ただのクソ連盟。まだ競技が続くので、今すぐにどうにかせよ!というわけではなく、今後の競技ルールに関しては改めて検証、検討が必要だと思う。
・誰もあなたを責めません
失意のどん底状態となってしまった高梨沙羅、その後自身のインスタグラムで謝罪メッセージが。「私の失格のせいで皆んなの人生を変えてしまったことは変わりようのない事実」や「深く反省」など、すべての責任を自身が負っているような謝罪メッセージだった。
そのメッセージに対するコメントに「自分を責めないで」や「謝る必要ない」など、高梨を激励するようなメッセージがたくさん。海外からも激励メッセージがたくさん投稿されている。
おそらく人一倍責任感が強いと思うし、すごく真面目。前回大会の平昌五輪の後、今大会のためにジャンプ技術のすべてを見直して、4年かけて再構築してきた。その集大成ともいえる今回の北京五輪、クラマー欠場で混戦が予想されたが、高梨は4位に終わり、2大会連続のメダルを逃した。
この北京に懸けていただけに4位、そして今回の混合団体での失格。メンタルが崩壊してしまうのも無理もないと思う。「今後の競技に関して考える必要がある」ということで、最終的な決断は本人だが、今シーズンのワールドカップの残り試合を欠場するのもいいんじゃないかと。誰も責めないでしょう。でも、やっぱり4年後の五輪も目指してほしいと思う。
【最後に】
高梨沙羅は世界を代表するジャンパー。ドイツのアルトハウスは、前回の平昌大会の銀メダリストで、今大会も銀。テレマークの上手い選手でもある。オーストリアのイラシュコ シュトルツは、2014/15シーズンのワールドカップで総合優勝の実績を持つ大ベテラン。ノルウェーには、今大会には出場していないが、マーレン・ルンビという前回大会の金メダリストがいて、ストロンやオップセットはあまり目立たないかも知れないが、層の厚いノルウェー勢の中でも実力者である。今回失格となったのは5選手とも女子ジャンパー、なぜだろう。
失意のどん底の高梨、今後の競技に関して考えるとのことなので、まずはゆっくり休んでほしい。再び大ジャンプが見られることを待ちたい。そして、国際スキー連盟には、この問題に関して厳粛に受け止めて、五輪後、または今シーズンが終了した段階でもいいので、現行ルールの再検証、見直しをしてほしい。
北京オリンピックもまだまだこれから。2月9日現在、金1個、銀1個、銅2個だが、まだまだメダルは増えると思いたい。ガンバレ日本!