観戦日記
鹿島
0-0
福岡
鹿島 |
福岡 |
---|---|
GK 1早川 友基 |
GK 1永石 拓海 |
DF 16須貝 英大 |
DF 16小田 逸稀 |
DF 55植田 直通 |
DF 33ドウグラス グローリ |
DF 5関川 郁万 |
DF 37田代 雅也 |
DF 2安西 幸輝 |
DF 5宮 大樹 |
MF 10柴崎 岳 |
DF 29前嶋 洋太 |
MF 13知念 慶 |
MF 30重見 柾斗 |
MF 15藤井 智也 |
MF 6前 寛之 |
MF 30名古 新太郎 |
FW 8紺野 和也 |
FW 36師岡 柊生 |
FW 17ウェリントン |
FW 40鈴木 優磨 |
FW 7金森 健志 |
鹿島 |
福岡 |
---|---|
OUT ▼藤井 智也 |
OUT ▼紺野 和也 |
IN △樋口 雄太 |
IN △岩崎 悠人 |
OUT ▼須貝 英大 |
OUT ▼金森 健志 |
IN △三竿 健斗 |
IN △佐藤 凌我 |
OUT ▼柴崎 岳 |
OUT ▼重見 柾斗 |
IN △徳田 誉 |
IN △松岡 大起 |
OUT ▼名古 新太郎 |
OUT ▼小田 逸稀 |
IN △舩橋 佑 |
IN △亀川 諒史 |
OUT ▼師岡 柊生 |
|
IN △ターレス ブレーネル |
今年2回目のカシマ。新潟戦の翌日にポポヴィッチ監督解任、そして吉岡FD退任という激震が走った鹿島、3日後に中後コーチの新監督就任、中田浩二氏のFD就任など、新たな体制で臨むこととなった。今節はその初戦。
さて、今節は14時キックオフということで、行きのアクセスをどうするかを考えていた。新幹線でアクセスの場合、5時過ぎに起きて、早い時間帯の新幹線アクセスになる。これまでもそのような形でアクセスしていたが、今回は夜行バスにした。そして初めてドリームスリーパーを利用することに。
ドリームスリーパーは11席しかない完全個室の人気の夜行バスであるが、運賃がさすがに高い。片道は通常20,000円、でも一度これで試してみたかったんで、発売日当日にすぐに予約完了。
奈良駅から出発しているが、俺は大和西大寺駅のバスターミナルから乗車。扉が開いたら乗員さん、早速丁寧な挨拶をしてくれた。恐縮です・・・。ドリームスリーパーは土足禁止のため、スリッパに履き替える。そして、個室へと。おぉ、すごい、これは立派な。座席の完全フラットは法律上できないらしいので、どこまで倒せるか。なるほど、さすがにゆっくりくつろげる程度の位置。人によっては寝られる姿勢ではないかなと。俺も元々、夜行バスでぐっすり眠れたことがないので、ドリームスリーパーならどうか、というのも試したかった。
アメニティグッズもたくさん、殆どが持ち帰りができる。今回、唯一残念だったのが、ミネラルウォーター。ドリームスリーパーのロゴの入ったものではなく、普通のい・ろ・は・すだった。YouTubeなどで見てたので、それが欲しかった。
大和西大寺駅を出発して、なんば駅、大阪駅を経由。そして俺自身からするとちょっとマヌケなルート。大阪駅を出発して、阪神高速、近畿道を通った後、今度は第二京阪道路、京滋バイパスへと・・・。京滋バイパス通るんかい・・・。なんか帰ってきた感じ・・・。京滋バイパスは自宅から近いだけに。名神のように京都深草バス停はないし、京滋バイパスのどこかに高速のバス停を設置したとしても、公共交通機関の都合など、利用頻度が少ないかもね。
ドリームスリーパー号到着
座席
ご挨拶
アメニティグッズ
バスタ新宿に到着。定刻より約10分遅れ。ドリームスリーパーを実際利用してみたが、夜行バスが(眠れずに)苦手な人にとっては、結局いっしょかも。俺も眠れたのかがわからなかった。新宿の到着時間によっては、電車でカシマまで行こうとしたが、東京駅まで行って、やっぱりバスにしよう。待ち時間的に、カシマサッカースタジアムまで延伸するバスに乗れるし。
8時発のカシマサッカースタジアム行きに乗れた。やっぱりあまり眠れてなかったのか、かしま号では熟睡して起きての繰り返し。起きたときには頭がすっきり。カシマスタジアムには10時20分頃に到着。
開門の11時までにはたっぷりあるので、いつも撮っているカシマスタジアムの外観やポケモンGOで。おっ、2024年度の全選手の写真が変わっているね、夏の移籍市場で佐野や土居らが去り、田川、ターレス、三竿らが入っている。今回のは上半身の写真やね。
さぁ、開門になった。今日も鹿島食肉事業協同組合のもつ煮込みを食べたい。あぁ、やっぱり美味しい。今回は食べなかったが、今日もハラミメシの売店には多くの列が。もつ煮込みよりハラミメシが名物になりそうな感じ。でもハラミメシももつ煮込みも美味しいので。
選手バスが到着。早速「勝利のために」チャントが。そして、今日はコンコースでミーティングがあった。しかし、カシマDANDANひろばでサンバカーニバルがあり、盛り上がっている。俺自身はやや離れたところの階段で見ていたので、コールリーダーの声がトラメガを使っても聞こえない・・・。新監督になったことで、今日に対する思いを言いたかったようで。
メンバーが発表されたので見てみよう。おっ、須貝と藤井が先発やね。そして、新潟戦では出番のなかった舩橋もメンバー入り。4-3-3の布陣もありえるかも、という今節試合前のプレビューだったが、この先発メンバーなら4-2-3-1かな。
福岡の選手がウォーミングアップで出てくると、まずは鹿島サポーターはブーイング。福岡サポーターへ挨拶を行った後、中央付近で鹿島サポーターへも挨拶。これには鹿島サポーターは拍手。これは素晴らしい対応、試合前に相手サポーターへ挨拶って見たことなかったんで。他のスタジアムでもやってそうやね。
JR新宿駅
カシマスタジアム
7月の試合観戦時の選手写真
今回は上半身のみの写真
もつ煮込み
鹿島灘
コンコースミーティング
フロントへの抗議
鹿島サポーターへ挨拶する福岡の選手たち
中後監督
福岡サポーター
鹿島サポーター
鹿島のフォーメーションはやはり4-2-3-1。須貝が右サイドバック、藤井が右サイドハーフにいる。そして今日は優磨が左サイドにいて、師岡がトップにいる。新しい試みやね。前線で起点を作りたいという意図か。優磨がトップを務めると、下りてきて周りの動きを見ながらゲームコントロールしてきたんで。どう機能するか注目したい。
序盤から積極的に攻めようとし、植田が前線に位置することもあり、新しい戦いを見せる。6分、福岡は持ち前の堅守から柴崎のボールを奪い、すぐさまカウンター、左サイドから前嶋のクロスボールをウェリントンがヘディングシュート、これは早川がキャッチ。
17分、試合が一時荒れてしまう。鹿島のFKで競り合った関川とウェリントンが、頭同士で激突。互いに倒れるも、ウェリントンは出血している模様。ウェリントンは起き上がったが、その時、鹿島サポーターから何か言われたのか、ブーイングに腹を立てたのか、鹿島サポーターへ暴言か何かを発してしまう。ウェリントンに対してイエローカードを提示。
30分、今日は左サイドの優磨が小田をかわすと、今日トップにいる師岡へクロスボール、そのボールを師岡がヘディングで合わせるも、力なく永石にセーブされる。今回の意図がここで見えた。
40分が決定的なチャンスだった。名古のFKから、知念がドンピシャで頭で合わせたが、惜しくも永石の正面を突いてしまった。守備の堅い福岡から得点するには、このようなセットプレーかミス、流れの中での得点は難しそうだったんで、いやぁ、これは決めたかった。
優磨が左サイド、トップが師岡
今季初先発、須貝
関川とウェリントン負傷
ウェリントンの行為に対して、優磨らが止める
知念のドンピシャシュート
永石にパンチングされる
後半、早速藤井に代わって樋口が投入される。ポジションはそのまま右サイド。藤井は状態がよさそうでも、ポポヴィッチ体制ではなかなか出場機会に恵まれなかったが、今日先発で起用。左サイドのほうがよかったのか、ちょっとしっくりこなかったかも知れない。
福岡の堅い守備は相変わらずで、なかなか相手を崩すことはできないが、56分に知念のタックルからボールを奪って、速攻に出るシーンとかはよかった。まぁ、できればシュートで終わらすことができればと思ったが。
61分に鹿島は2枚代え。須貝に代わって三竿、柴崎に代えて徳田くんが投入される。三竿が投入されて3バックにするのかなと思った。周りも「3バックかな」という声も聞こえた。3バックではなく、三竿はそのまま右サイドバックに入っている。樋口はボランチへ、師岡は右サイドにポジションチェンジしている。
76分にさらに鹿島は2枚代え。名古に代わって今季初出場の舩橋、師岡に代わってターレスが投入。舩橋は知念とボランチ。樋口は右サイドハーフ、ターレスは左サイドハーフにいる。今季初出場の舩橋、がむしゃらに動いている。やっと巡ってきた機会なので、少しでもアピールしたいという意図が伝わってくる。しかし、お互い決定的なチャンスはあまりなく、スコアレスドローで終了。
後半開始から樋口が投入
古巣対決、小田
途中出場の徳田くんが、名古と話し合う
右サイドバックに入った三竿
ターレス
舩橋、今季初出場
スコアレスドロー。まぁ、ロースコアになるかなというのは予想できたが、福岡の守備陣は堅かった。これで4試合連続無失点のようで。長谷部さん、今季限りのようで。いいチームを作り上げました。5年サイクルでJ1というのを繰り返していたチームを、J1定着に導いている。来年、どこかの監督やりそう。
そして鹿島、中後監督初采配は引き分け。これまで監督解任(退任)の後、後任監督初戦は勝ってきた。2015年、セレーゾ解任後の石井さん、石井さん解任後の剛(大岩)さん、ザーゴ解任後の相馬さん、レネ退任後の岩政先生。
ただ、中後監督になって、これまでのメンバー固定すぎた面は、少し改善。藤井の久々の先発、須貝が今季初先発、出場機会がなかった舩橋が今季初出場。攻撃においては、優磨が左サイド、師岡がトップで、やり方を変えてきた。少し意図は見えたものの、優磨をサイドにするならトップには点取り屋がほしい、そう考えるとチャヴリッチが今日もベンチ外なので厳しい。
試合終了後、福岡の選手がサポーターへ挨拶を済ませた後、ウェリントンは鹿島サポーターのほうへ。前半の行為に対して、鹿島サポーターへ謝罪。これには鹿島サポーターは大拍手。何らかのきっかけでカッとなってしまって、誤った行為をすることもあるやろう。冷静になったあと、謝罪に向かった行動は称賛に値する。日本でのプレーも長いし、これからも日本でプレーしてほしい。
中後監督の初戦は引き分けに終わった。この試合終了後、中田FDは「今の体制は今季限り」と明言し、来年は新監督の下でプレーし、中後監督はコーチに戻る予定とのこと。残りはあと5試合、数字的にはまだ優勝のチャンスはあるが、もう来年へ向けての動きが始まっていて、この5試合、優勝できれば最高だが、来年へ向けて何か光明が見える内容であってほしい。
試合終了
福岡の選手たちがサポーターへ挨拶に向かう
鹿島の選手たちに拍手する福岡サポーター
ウェリントン、鹿島サポーターへ謝罪
試合終了後の挨拶
東京駅