観戦日記

試合データ

スコア情報

2024年10月19日
J1 第34節
カシマサッカースタジアム
入場者数:18,939人

鹿島

0-0

0前半0
0後半0

福岡

先発メンバー

鹿島

福岡

GK 1早川 友基
GK 1永石 拓海
DF 16須貝 英大
DF 16小田 逸稀
DF 55植田 直通
DF 33ドウグラス グローリ
DF 5関川 郁万
DF 37田代 雅也
DF 2安西 幸輝
DF 5宮 大樹
MF 10柴崎 岳
DF 29前嶋 洋太
MF 13知念 慶
MF 30重見 柾斗
MF 15藤井 智也
MF 6前 寛之
MF 30名古 新太郎
FW 8紺野 和也
FW 36師岡 柊生
FW 17ウェリントン
FW 40鈴木 優磨
FW 7金森 健志

選手交代

鹿島

福岡

OUT ▼藤井 智也
OUT ▼紺野 和也
IN △樋口 雄太
IN △岩崎 悠人
OUT ▼須貝 英大
OUT ▼金森 健志
IN △三竿 健斗
IN △佐藤 凌我
OUT ▼柴崎 岳
OUT ▼重見 柾斗
IN △徳田 誉
IN △松岡 大起
OUT ▼名古 新太郎
OUT ▼小田 逸稀
IN △舩橋 佑
IN △亀川 諒史
OUT ▼師岡 柊生
IN △ターレス ブレーネル

試合後記

中後新監督初陣、スコアレスドロー

 今年2回目のカシマ。新潟戦の翌日にポポヴィッチ監督解任、そして吉岡FD退任という激震が走った鹿島、3日後に中後コーチの新監督就任、中田浩二氏のFD就任など、新たな体制で臨むこととなった。今節はその初戦。
 さて、今節は14時キックオフということで、行きのアクセスをどうするかを考えていた。新幹線でアクセスの場合、5時過ぎに起きて、早い時間帯の新幹線アクセスになる。これまでもそのような形でアクセスしていたが、今回は夜行バスにした。そして初めてドリームスリーパーを利用することに。
 ドリームスリーパーは11席しかない完全個室の人気の夜行バスであるが、運賃がさすがに高い。片道は通常20,000円、でも一度これで試してみたかったんで、発売日当日にすぐに予約完了。
 奈良駅から出発しているが、俺は大和西大寺駅のバスターミナルから乗車。扉が開いたら乗員さん、早速丁寧な挨拶をしてくれた。恐縮です・・・。ドリームスリーパーは土足禁止のため、スリッパに履き替える。そして、個室へと。おぉ、すごい、これは立派な。座席の完全フラットは法律上できないらしいので、どこまで倒せるか。なるほど、さすがにゆっくりくつろげる程度の位置。人によっては寝られる姿勢ではないかなと。俺も元々、夜行バスでぐっすり眠れたことがないので、ドリームスリーパーならどうか、というのも試したかった。
 アメニティグッズもたくさん、殆どが持ち帰りができる。今回、唯一残念だったのが、ミネラルウォーター。ドリームスリーパーのロゴの入ったものではなく、普通のい・ろ・は・すだった。YouTubeなどで見てたので、それが欲しかった。
 大和西大寺駅を出発して、なんば駅、大阪駅を経由。そして俺自身からするとちょっとマヌケなルート。大阪駅を出発して、阪神高速、近畿道を通った後、今度は第二京阪道路、京滋バイパスへと・・・。京滋バイパス通るんかい・・・。なんか帰ってきた感じ・・・。京滋バイパスは自宅から近いだけに。名神のように京都深草バス停はないし、京滋バイパスのどこかに高速のバス停を設置したとしても、公共交通機関の都合など、利用頻度が少ないかもね。

ドリームスリーパー号到着

ドリームスリーパー号到着

座席

座席

ご挨拶

ご挨拶

アメニティグッズ

アメニティグッズ

 バスタ新宿に到着。定刻より約10分遅れ。ドリームスリーパーを実際利用してみたが、夜行バスが(眠れずに)苦手な人にとっては、結局いっしょかも。俺も眠れたのかがわからなかった。新宿の到着時間によっては、電車でカシマまで行こうとしたが、東京駅まで行って、やっぱりバスにしよう。待ち時間的に、カシマサッカースタジアムまで延伸するバスに乗れるし。
 8時発のカシマサッカースタジアム行きに乗れた。やっぱりあまり眠れてなかったのか、かしま号では熟睡して起きての繰り返し。起きたときには頭がすっきり。カシマスタジアムには10時20分頃に到着。
 開門の11時までにはたっぷりあるので、いつも撮っているカシマスタジアムの外観やポケモンGOで。おっ、2024年度の全選手の写真が変わっているね、夏の移籍市場で佐野や土居らが去り、田川、ターレス、三竿らが入っている。今回のは上半身の写真やね。
 さぁ、開門になった。今日も鹿島食肉事業協同組合のもつ煮込みを食べたい。あぁ、やっぱり美味しい。今回は食べなかったが、今日もハラミメシの売店には多くの列が。もつ煮込みよりハラミメシが名物になりそうな感じ。でもハラミメシももつ煮込みも美味しいので。
 選手バスが到着。早速「勝利のために」チャントが。そして、今日はコンコースでミーティングがあった。しかし、カシマDANDANひろばでサンバカーニバルがあり、盛り上がっている。俺自身はやや離れたところの階段で見ていたので、コールリーダーの声がトラメガを使っても聞こえない・・・。新監督になったことで、今日に対する思いを言いたかったようで。
 メンバーが発表されたので見てみよう。おっ、須貝と藤井が先発やね。そして、新潟戦では出番のなかった舩橋もメンバー入り。4-3-3の布陣もありえるかも、という今節試合前のプレビューだったが、この先発メンバーなら4-2-3-1かな。
 福岡の選手がウォーミングアップで出てくると、まずは鹿島サポーターはブーイング。福岡サポーターへ挨拶を行った後、中央付近で鹿島サポーターへも挨拶。これには鹿島サポーターは拍手。これは素晴らしい対応、試合前に相手サポーターへ挨拶って見たことなかったんで。他のスタジアムでもやってそうやね。

JR新宿駅

JR新宿駅

カシマスタジアム

カシマスタジアム

7月の試合観戦時の選手写真

7月の試合観戦時の選手写真

今回は上半身のみの写真

今回は上半身のみの写真

もつ煮込み

もつ煮込み

鹿島灘

鹿島灘

コンコースミーティング

コンコースミーティング

フロントへの抗議

フロントへの抗議

鹿島サポーターへ挨拶する福岡の選手たち

鹿島サポーターへ挨拶する福岡の選手たち

中後監督

中後監督

福岡サポーター

福岡サポーター

鹿島サポーター

鹿島サポーター

 鹿島のフォーメーションはやはり4-2-3-1。須貝が右サイドバック、藤井が右サイドハーフにいる。そして今日は優磨が左サイドにいて、師岡がトップにいる。新しい試みやね。前線で起点を作りたいという意図か。優磨がトップを務めると、下りてきて周りの動きを見ながらゲームコントロールしてきたんで。どう機能するか注目したい。
 序盤から積極的に攻めようとし、植田が前線に位置することもあり、新しい戦いを見せる。6分、福岡は持ち前の堅守から柴崎のボールを奪い、すぐさまカウンター、左サイドから前嶋のクロスボールをウェリントンがヘディングシュート、これは早川がキャッチ。
 17分、試合が一時荒れてしまう。鹿島のFKで競り合った関川とウェリントンが、頭同士で激突。互いに倒れるも、ウェリントンは出血している模様。ウェリントンは起き上がったが、その時、鹿島サポーターから何か言われたのか、ブーイングに腹を立てたのか、鹿島サポーターへ暴言か何かを発してしまう。ウェリントンに対してイエローカードを提示。
 30分、今日は左サイドの優磨が小田をかわすと、今日トップにいる師岡へクロスボール、そのボールを師岡がヘディングで合わせるも、力なく永石にセーブされる。今回の意図がここで見えた。
 40分が決定的なチャンスだった。名古のFKから、知念がドンピシャで頭で合わせたが、惜しくも永石の正面を突いてしまった。守備の堅い福岡から得点するには、このようなセットプレーかミス、流れの中での得点は難しそうだったんで、いやぁ、これは決めたかった。

優磨が左サイド、トップが師岡

優磨が左サイド、トップが師岡

今季初先発、須貝

今季初先発、須貝

関川とウェリントン負傷

関川とウェリントン負傷

ウェリントンの行為に対して、優磨らが止める

ウェリントンの行為に対して、優磨らが止める

知念のドンピシャシュート

知念のドンピシャシュート

永石にパンチングされる

永石にパンチングされる

 後半、早速藤井に代わって樋口が投入される。ポジションはそのまま右サイド。藤井は状態がよさそうでも、ポポヴィッチ体制ではなかなか出場機会に恵まれなかったが、今日先発で起用。左サイドのほうがよかったのか、ちょっとしっくりこなかったかも知れない。
 福岡の堅い守備は相変わらずで、なかなか相手を崩すことはできないが、56分に知念のタックルからボールを奪って、速攻に出るシーンとかはよかった。まぁ、できればシュートで終わらすことができればと思ったが。
 61分に鹿島は2枚代え。須貝に代わって三竿、柴崎に代えて徳田くんが投入される。三竿が投入されて3バックにするのかなと思った。周りも「3バックかな」という声も聞こえた。3バックではなく、三竿はそのまま右サイドバックに入っている。樋口はボランチへ、師岡は右サイドにポジションチェンジしている。
 76分にさらに鹿島は2枚代え。名古に代わって今季初出場の舩橋、師岡に代わってターレスが投入。舩橋は知念とボランチ。樋口は右サイドハーフ、ターレスは左サイドハーフにいる。今季初出場の舩橋、がむしゃらに動いている。やっと巡ってきた機会なので、少しでもアピールしたいという意図が伝わってくる。しかし、お互い決定的なチャンスはあまりなく、スコアレスドローで終了。

後半開始から樋口が投入

後半開始から樋口が投入

古巣対決、小田

古巣対決、小田

途中出場の徳田くんが、名古と話し合う

途中出場の徳田くんが、名古と話し合う

右サイドバックに入った三竿

右サイドバックに入った三竿

ターレス

ターレス

舩橋、今季初出場

舩橋、今季初出場

 スコアレスドロー。まぁ、ロースコアになるかなというのは予想できたが、福岡の守備陣は堅かった。これで4試合連続無失点のようで。長谷部さん、今季限りのようで。いいチームを作り上げました。5年サイクルでJ1というのを繰り返していたチームを、J1定着に導いている。来年、どこかの監督やりそう。
 そして鹿島、中後監督初采配は引き分け。これまで監督解任(退任)の後、後任監督初戦は勝ってきた。2015年、セレーゾ解任後の石井さん、石井さん解任後の剛(大岩)さん、ザーゴ解任後の相馬さん、レネ退任後の岩政先生。
 ただ、中後監督になって、これまでのメンバー固定すぎた面は、少し改善。藤井の久々の先発、須貝が今季初先発、出場機会がなかった舩橋が今季初出場。攻撃においては、優磨が左サイド、師岡がトップで、やり方を変えてきた。少し意図は見えたものの、優磨をサイドにするならトップには点取り屋がほしい、そう考えるとチャヴリッチが今日もベンチ外なので厳しい。
 試合終了後、福岡の選手がサポーターへ挨拶を済ませた後、ウェリントンは鹿島サポーターのほうへ。前半の行為に対して、鹿島サポーターへ謝罪。これには鹿島サポーターは大拍手。何らかのきっかけでカッとなってしまって、誤った行為をすることもあるやろう。冷静になったあと、謝罪に向かった行動は称賛に値する。日本でのプレーも長いし、これからも日本でプレーしてほしい。
 中後監督の初戦は引き分けに終わった。この試合終了後、中田FDは「今の体制は今季限り」と明言し、来年は新監督の下でプレーし、中後監督はコーチに戻る予定とのこと。残りはあと5試合、数字的にはまだ優勝のチャンスはあるが、もう来年へ向けての動きが始まっていて、この5試合、優勝できれば最高だが、来年へ向けて何か光明が見える内容であってほしい。

試合終了

試合終了

福岡の選手たちがサポーターへ挨拶に向かう

福岡の選手たちがサポーターへ挨拶に向かう

鹿島の選手たちに拍手する福岡サポーター

鹿島の選手たちに拍手する福岡サポーター

ウェリントン、鹿島サポーターへ謝罪

ウェリントン、鹿島サポーターへ謝罪

試合終了後の挨拶

試合終了後の挨拶

東京駅

東京駅