観戦日記

試合データ

スコア情報

2024年3月9日
J1 第3節
町田GIONスタジアム
入場者数:11,901人

町田

  • 13分 平河

1-0

1前半0
0後半0

鹿島

先発メンバー

町田

鹿島

GK 1谷 晃生
GK 1早川 友基
DF 6鈴木 準弥
DF 32濃野 公人
DF 14チャン ミンギュ
DF 55植田 直通
DF 5ドレシェヴィッチ
DF 39津久井 佳祐
MF 39バスケス バイロン
DF 2安西 幸輝
MF 45柴戸 海
MF 25佐野 海舟
MF 8仙頭 啓矢
MF 14樋口 雄太
MF 26林 幸多郎
MF 77ギリェルメ パレジ
FW 9藤尾 翔太
MF 33仲間 隼斗
FW 7平河 悠
FW 40鈴木 優磨
FW 90オ セフン
FW 7チャヴリッチ

選手交代

町田

鹿島

OUT ▼バスケス バイロン
OUT ▼仲間 隼斗
IN △藤本 一輝
IN △藤井 智也
OUT ▼柴戸 海
OUT ▼津久井 佳祐
IN △下田 北斗
IN △名古 新太郎
OUT ▼オ セフン
OUT ▼ギリェルメ パレジ
IN △ミッチェル デューク
IN △垣田 裕暉
OUT ▼仙頭 啓矢
OUT ▼チャヴリッチ
IN △安井 拓也
IN △土居 聖真
OUT ▼樋口 雄太
IN △師岡 柊生

試合後記

普通に弱い鹿島・・・、町田にJ1ホーム初勝利を許す

 今シーズン、楽しみにしていた対戦カードのひとつ、これが町田との一戦。初めてのJ1の町田ということでもあり、町田GIONスタジアムへの参戦は初。いろんなスタジアムへ行きたいので、このスタジアムでの参戦は楽しみにしていた。その上で勝って喜びたい。
 開幕節のG大阪戦、復路のバス(町田駅行きが特に)で2時間以上待たされる「帰宅難民」が続出したということで、アクセスが非常に気になっていた。今日のアクセスはさすがに新幹線+在来線。町田駅に到着したのが9時40分ごろ。町田駅発は10時からだが、行きは行列になっておらず、2番目のバスに乗れた。4列シートのバスで、必ず座ることができるので、このあたりはよかった。
 町田駅発のバスはスタジアムまで約40分とのことで、渋滞は特に発生せずに進んでいく。そして、何やら車内で大きなBGMが流れた後、昌子が天空の城へのアナウンス。もうちゃんと今年バージョンとして録音しておいたんやね。鹿島戦ということで、昌子にしたのかな。所要時間どおり40分でスタジアムに到着した。

町田駅発バス乗り場

町田駅発バス乗り場

試合情報の配布

試合情報の配布

 到着して、YouTubeなどで気になっていたゲートがあった。これかぁ、物語やゲームで出てきそうなゲートのデザイン。早速「入城」したところで、スタグルを回ってみることにする。
 ホームゴール裏付近のグルメブースは「ゼルビーランド」と呼ばれているようで、多くのスタグルやグッズ売り場も。グッズ売り場は「武器・防具屋」かぁ、まるでRPGやね(笑)。じゃぁ、鉄の盾売ってるかな(笑)。
 まぁ、やっぱりスタグル。新幹線の中でパン1つしか食べてないので、スタグルでたくさん食べよう。ネギ塩牛タン丼、まずはこれにしよう。なかなか美味しい。ホルモン焼きそばもいただこう。ホルモンはどうしても細かく噛むことができないが、味付けが濃いめで美味しい。
 ゆっくりできたところで、スタジアムの中へ入ろう。メインスタンドのコンコースは、それほど広くないが、2ヶ所の売店があった。締めくくりは醤油とんこつラーメンを食べよう。たくさん食べたので、これで満足。
 メインスタンドの屋根は大きく、雨が降ったとき、上層であれば屋根で救われそう。メインスタンドからゴール裏への行き来はできないが、ゴール裏は高さがないので見にくそう。バックスタンドへも行けないが、立派なバックスタンドやね。このおかげもあって、J1仕様のスタジアムになったし。
 さて、スタメンを見てみよう。おっ、関川と知念が欠場やね。あれっ?と思ったが、別メニュー調整やったそうで。センターバックの層が薄いだけに、ここで負傷者が出ると、かなり危ない。今日は津久井がJ1初先発。これからの鹿島を担うために、いいアピールをしてほしい。
 選手紹介では、2022年まで町田に所属の佐野海舟、同じく2022年まで町田の監督だったポポヴィッチ監督、昨年まで鹿島所属の昌子源に対して、両サポーターはどんなアクションが起こるかが楽しみにしていた。さぁ、まずは鹿島の選手紹介、というところで、アウェイの洗礼とも言える出来事が。濃野の紹介が「ののきみと」・・・。どよめきの後ブーイングが・・・。ユニフォームは「NONO」になっているから、そう呼んだのかな。場内アナウンスの女性、ややカミカミなところがあったが、極めつけは「ののきみと」って・・・。
 町田サポーターは佐野とポポヴィッチ監督に関しては、基本的に拍手も、ポポヴィッチ監督には少しブーイングも聞こえたような。対して、昌子が紹介されると、鹿島サポーターは予想通り大ブーイング。

入城ゲート

入城ゲート

グッズショップは「武器・防具屋」

グッズショップは「武器・防具屋」

ネギ塩牛タン丼

ネギ塩牛タン丼

今日の対戦カードとゼルビー

今日の対戦カードとゼルビー

町田の今日の先発とサブ

町田の今日の先発とサブ

昌子はサブ

昌子はサブ

鹿島サポーター

鹿島サポーター

町田サポーター

町田サポーター

 鹿島のフォーメーションは4-4-2。関川欠場で津久井がJ1初先発、ダブルボランチは佐野と樋口、そして今日はパレジが初先発で、右サイドハーフに入っている。優磨が今季初先発で、チャヴリッチと組む。対して町田は、登録上は3-4-3だが、フォーメーションは4-4-2。昌子はサブで、出場機会をうかがう。
 序盤いきなり町田にチャンスを作られる。左サイドの平川のクロスからチャンスを作られ、ここは合わず。しかし、前半13分に先制点を奪われる。佐野がボールを奪われて、すぐさまショートカウンター、最後は平河に決められた。思わず「なんじゃこりゃ」と。あっさりと・・・。
 22分には、バスケス バイロンの激しいプレーに対してイエローカードを提示も、プレー続行不可能に。そこでなかなかピッチに出ない行為に、鹿島サポーターは大ブーイング。負傷なら仕方ないと俺は思うが、担架役のお粗末ぶりに拍車をかける。バックスタンドに近い箇所で担架でバスケス バイロンを運ぶも、メインスタンド方向へ進んでしまう。この行為に対して大ブーイング。すかさず、早川が駆け寄った。バックスタンド方向へ出て、ゴール裏方向へ回ってメインスタンドへ行くように指示してくれたと思う。
 しかしまぁ、鹿島の前半は特にバックパスや横パスばっかりで、町田の牙城を崩せない。たとえ鹿島がボールを奪っても、そこから全く攻撃の形ができず、ゆっくりと横パス。町田は堅守速攻のチームだけに、奪ったら速い。鹿島は前半、チャンスらしいチャンスあったか?と。一応前半終了間際に、優磨のシュートがあったが、枠いってないし。得点できる気配が全くしなかった。

4-4-2の布陣

4-4-2の布陣

J1初出場初先発の津久井

J1初出場初先発の津久井

パレジ初先発

パレジ初先発

試合途中からフェイスガードを外した優磨

試合途中からフェイスガードを外した優磨

優磨のシュートは

優磨のシュートは

力なく枠を外れ、頭を抱える

力なく枠を外れ、頭を抱える

 ハーフタイム中、濃野公人を「ののきみと」と紹介してしまったことに対して、謝罪アナウンスがあった。俺が現地観戦した中では、名前を間違って紹介されたケースは、今回を含めて4度目。2007年と2008年の名古屋戦、興梠慎三を2年連続で「ころきしんぞう」、2019年5月の神戸戦、大岩剛を「おおいわつよし」。これまで3度は謝罪アナウンスなし、今回初めて謝罪アナウンスがあった。
 後半開始時、鹿島は1人目の選手交代。仲間に代わって藤井が投入される。藤井が右サイドハーフに、パレジが左サイドハーフにポジションチェンジ。対して町田は、前半途中にバスケス バイロンから藤本への交代はあったが、ハーフタイムでの交代はなかった。
 後半に入って、ようやく両サイドを中心に、攻撃の形が少しはできるようになってきた。しかし、町田の守備陣、堅いというのもあるけど、すぐに守備の形を作れば、とにかく動き回る。
 69分、J1初先発初出場の津久井に代わって、名古を投入。名古はボランチに入り、これで、C大阪戦でも見せていた「センターバック佐野海舟」になる。津久井に関してだが、後方での横パスが多く、奪った後にどうしたらいいか、というところがまだ不足しているかと。ただ、いくつかいいシーンもあったんで、今後に生かしてほしい。
 その後、垣田、師岡、土居らを投入しても、町田の堅い守備陣を崩せない。せめて同点にしてほしかったが、最後まで崩せず試合終了の笛が鳴る。

チャヴリッチが切り返して

チャヴリッチが切り返して

ふわりと上げるも

ふわりと上げるも

谷がパンチング

谷がパンチング

樋口のCKから

樋口のCKから

植田がヘディングで合わせるも

植田がヘディングで合わせるも

枠の外

枠の外

 試合終了の笛が鳴って、町田サポーターの歓声に対して、鹿島サポーターは沈黙。1対0だったが、3対0くらいになっていたかもと思ったくらいの内容だった。当然のごとく、選手たちが鹿島サポーターのもとへ挨拶へ向かうと、鹿島サポーターは当然大ブーイング。メインスタンドのサポーターは拍手していた人が多かったが、拍手には値しない。
 これまで鹿島がやっていたことを町田がやっていた。一部のネットでは「黒田監督を鹿島に」とか、そういった書き込みがあるらしいが、2019年が終わって、これまでの堅守速攻に手詰まりで、2020年からザーゴを招聘して、新しい取り組みをしているわけであって、そこでまた戻すのか?となると、クラブとして、どういう方向性へ向かうのか、ということになる。今もまだ迷走中やね。
 最高のスタートを切った名古屋戦も、前節のC大阪戦、今節の町田戦では、チームとして完成度の違いを見せつけられたという印象。吉岡FDが、ポポヴィッチ招聘理由のひとつとして「短期間で戦術を落とし込める」ということではあるが、もちろん、序盤からその戦術が浸透するはずがない。今日の試合では、奪った後が遅い。これでは、町田の術中にハマってしまう。
 G大阪戦の試合後、帰宅難民が続出したことで、試合後は町田駅行きのバスは利用はせず、小田急線の鶴川駅まで徒歩で行く「男気コース」で。鶴川駅までの所要時間は約60分とのことだが、普段、比較的早歩きの俺だったら、どれだけかかるか挑戦した。
 知っている道の60分と、知らない道の60分では、気持ち的にも違うが、スタジアムの丘を下ってから左へ曲がれば、あとはほぼ直線。ポケモンGOを時々立ち上げながらだったので、やや遠いと感じたものの、約50分で鶴川駅に到着。普段歩くのが好きな人にとっては許容範囲内だと思う。
 次節はカシマで川崎戦。もう何年もリーグ戦で勝利していない相手。2015年2ndステージを最後に、リーグ戦では勝利がない。そろそろ勝ってください。

試合終了

試合終了

大ブーイングを浴びる鹿島の選手

大ブーイングを浴びる鹿島の選手