観戦日記

試合データ

スコア情報

2023年9月30日
J1 第29節
ベスト電器スタジアム
入場者数:9,467人

福岡

0-0

0前半0
0後半0

鹿島

先発メンバー

福岡

鹿島

GK 31村上 昌謙
GK 29早川 友基
DF 29前嶋 洋太
DF 22広瀬 陸斗
DF 33ドウグラス グローリ
DF 55植田 直通
DF 3奈良 竜樹
DF 5関川 郁万
DF 5宮 大樹
DF 2安西 幸輝
DF 2湯澤 聖人
MF 25佐野 海舟
MF 35平塚 悠知
MF 21ディエゴ ピトゥカ
MF 6前 寛之
MF 14樋口 雄太
FW 8紺野 和也
MF 15藤井 智也
FW 11山岸 祐也
FW 13知念 慶
FW 7金森 健志
FW 40鈴木 優磨

選手交代

福岡

鹿島

OUT ▼ドウグラス グローリ
OUT ▼知念 慶
IN △田代 雅也
IN △垣田 裕暉
OUT ▼湯澤 聖人
OUT ▼広瀬 陸斗
IN △小田 逸稀
IN △須貝 英大
OUT ▼金森 健志
OUT ▼藤井 智也
IN △ウェリントン
IN △仲間 隼斗
OUT ▼紺野 和也
OUT ▼関川 郁万
IN △鶴野 怜樹
IN △昌子 源
OUT ▼平塚 悠知
OUT ▼樋口 雄太
IN △森山 公弥
IN △名古 新太郎

試合後記

鹿島、福岡の堅い守備を崩せず、痛恨の引き分け

 前節の横浜FM戦、優磨のゴールで先制したものの、逆転負けを喫し、非常に痛い黒星となった。今節は福岡戦、15時キックオフということで、できれば日帰りで遠征したかったので、この福岡戦を現地観戦する。
 新幹線の指定席回数券が廃止となって、少しでも安くなる方法は何かとあるが、俺自身は、利用機会という点を考え「スマートEX」を入会した。持っているICカードを登録して、ICカードで乗車するというもの。俺はICOCAの定期券を使っていたが、在宅勤務となったため、定期券機能は期限切れとなったものの、チャージしておけば、通常の乗車機能としては利用できるので、そのまま使っている。ネット予約できるし、便利やね。
 ベスト電器スタジアムになってからは初の遠征。2016年以来やね。ずいぶんと行っていなかった。自宅を7時過ぎに出て新幹線へ。博多に到着し地下鉄へ乗り換え。福岡空港駅に着いたのが11時過ぎ。そこから約2キロを徒歩でスタジアムへ向かう。

地下鉄福岡空港駅コンコースより

地下鉄福岡空港駅コンコースより

奈良と金森

奈良と金森

 スタジアムに到着したけど暑いね。「平年より高い」というのは何だか毎年聞いているような印象だが、今年の夏はさらに暑かった。朝晩がようやく涼しくなってきたものの、昼間は暑いね。今日は午後3時くらいから雨予報らしいが、土砂降りのような雨は勘弁してほしい。
 では早速、スタジアムの売店を。2016年は、スタジアムに入って、ゴール裏からバックスタンド方向へ向かっていたが、スタジアム外からでも行けるね。スタジアム外からは、イベント広場からそのままバックスタンド方向へ行くだけだった。アウェイユニのままバックスタンドのグルメを利用できるのはいいね。多くのグルメを用意していて、どれにするか迷う。しばらくうどんを食べてなかったので肉うどんを注文。久しぶりに美味しい。あとは明太豆乳クリーミーコロッケというのがあったので、これも注文してみよう。商品同時に、金森のステッカーも。俺が鹿島のユニ着てたから、金森のステッカーくれたのかな。明太子がピリッとしていて、美味しいなぁ。
 一般入場が始まったので、そろそろ入場しよう。入場してからまもなく、ゴール裏のサポーターたちの多くが一旦スタジアムを出て、選手バスを待っている。13時半ごろに選手バスが入ってきて、選手が降りてきた。そこから応援が始まっている。もう、これ以上は負けられない。
 先発を見てみよう。おっ、知念と藤井が先発に名を連ねている。シーズンが始まった当初は4-1-2-3で、左ウイングに知念、トップに優磨、右ウイングに藤井という起用があったが、4-4-2で定着しているだけに、4-1-2-3があったりして。あと、岳がベンチにも入っていない。途中出場やマリノス戦で先発出場があったものの、コンディションとしてはまだまだなんやろう。

スタジアム前階段

スタジアム前階段

AVISPA

AVISPA

バックスタンドグルメブース

バックスタンドグルメブース

コロッケとともに、金森のシール

コロッケとともに、金森のシール

選手バスを待つ鹿島サポーター

選手バスを待つ鹿島サポーター

選手バスから降りてきた選手たち

選手バスから降りてきた選手たち

ビビーちゃん、アビーくん

ビビーちゃん、アビーくん

鹿島サポーター

鹿島サポーター

福岡サポーター

福岡サポーター

ビッグフラッグで応援

ビッグフラッグで応援

 試合開始前、黙祷が行われた。福岡県飯塚市の市長を務めていた片峯誠市長が、25日に67歳で死去。飯塚市章とアビスパ福岡の旗が半旗になっている。67歳、今は人生100年時代とも言われて、まだまだ若い。飯塚市長のご冥福をお祈りいたします。
 鹿島のフォーメーションは、やっぱり4-4-2。まぁ、そうやろうね。先発メンバー的に4-1-2-3があったりして、と思ったが。優磨と知念の2トップで、藤井が左サイドハーフに入っていた。対する福岡は3-4-2-1、奈良と金森が先発に名を連ねている。サブには小田もいる。
 今日の福岡のユニフォームは、クラブ創生期のシルバーを基調にしたスペシャルユニフォーム。このため、鹿島は赤の1stユニフォームを着用している。
 試合序盤は、鹿島がボールを支配し、チャンスを伺う。3分に樋口のクロスから、ピトゥカを経由して、広瀬が左足でシュート、相手に当たった後に藤井が詰めたが、ゴール枠に入らず。
 前半から藤井の動きはいい。持ち味のスピードを生かして、サイドを制圧しようとしている。その後も、ボールは鹿島が保持し、チャンスを伺っているが、福岡の堅い守備の前に、決定機は見いだせない。
 鹿島からボールを奪ったあとの福岡のカウンターは速くしようとしている。そして、32分に危ないシーン。関川が前線へボールを送ろうとしていたのか、その関川から山岸がボールを奪い、ペナルティエリア前で右から走ってきた紺野へパス、紺野がシュートを放ったが、うまくヒットしなかったこともあるが、ボールはゴールラインを割った。39分にもペナルティエリア前で紺野にシュートを打たれ、バーを越えたが、危ないシーンだった。

飯塚市章とアビスパ福岡の旗は半旗

飯塚市章とアビスパ福岡の旗は半旗

黙祷

黙祷

藤井が押し込もうとするが

藤井が押し込もうとするが

枠を外れる

枠を外れる

シルバーを基調にしたスペシャルユニフォーム

シルバーを基調にしたスペシャルユニフォーム

樋口

樋口

 後半開始時、鹿島は1人目の選手交代。知念に代わって垣田を投入。対して、福岡も1人目の選手交代。ドウグラス グローリに代わって田代が入る。ドウグラス グローリは藤井へのファウルでイエローもらってたんで、それを考慮しての交代と思われる。
 垣田が先発に定着してから調子を取り戻した鹿島だが、後半開始直後に、福岡が山岸が仕掛けて、シュートを打つ。これはゴール枠にいかず、鹿島としてはヒヤッとする。
 鹿島も52分にチャンス。優磨が起点となって、走ってきた藤井にパス、藤井は、さらに駆け上がっていた安西とのコンビネーションで、安西のクロスボールをお膳立て、しかし、そのクロスボールは優磨が合わせられず。いやぁ、流れの中でのプレーではいいシーンだったが、優磨としては決めたかったやろうなぁ。
 55分に鹿島は2人目の選手交代。広瀬に代わって須貝を投入。そして60分にも鹿島は3人目の選手交代。藤井に代わって仲間を投入。66分に福岡が2枚代え。湯澤に代わって小田、金森に代わってウェリントンを投入。アビスパのスタジアムDJの信川さん、選手紹介でもウェリントンをコールするときに「ウェ~~~~リント~ン!」と独特のコールをするが、途中出場時も。でも、このコールを生で聴けてよかったかも(笑)。
 ルヴァンカップでウェリントンに決勝ゴールを決められているだけに、注意をしたいところだったが、70分の福岡のCKで、ウェリントンにヘディングシュートを放たれる。枠にはいかなかったものの、危ないシーン。
 74分に、シュートブロックした影響で足を痛めていた関川が昌子と交代。さらに樋口に代わって名古を投入。その直後、鹿島は決定的なシーンを迎えた。ピトゥカからのFKを鈴木がヘディングで合わせ、そのボールを昌子がヘディングで押し込もうとするも、うまくヒットせず、バーを越えてしまった。福岡から得点できるならセットプレーくらいだろうと思ってたが、これは決めたかった。
 88分には最大のピンチを迎える。山岸のポストプレーから、宮がシュート気味のボールを中央に送る、そのボールを前嶋にシュートを打たれるが、早川がビッグセーブ。しかし、前嶋はオフサイドということで、助かった。5分のアディショナルタイム、福岡の最後のCKもクリアし、試合終了。

垣田のヘディング

垣田のヘディング

途中出場の須貝

途中出場の須貝

関川負傷、痛そう

関川負傷、痛そう

途中出場の昌子、奈良と笑顔

途中出場の昌子、奈良と笑顔

最大のチャンスはピトゥカからのFKを

最大のチャンスはピトゥカからのFKを

鈴木が頭で合わせて

鈴木が頭で合わせて

昌子が押し込むも

昌子が押し込むも

バーを越えてがっくり

バーを越えてがっくり

 試合終了直後、両チームのサポーターは共に静まりかえった。お互いにチャンスはあったものの、守備陣が奮闘して引き分け。福岡にとっては、今後のカップ戦に手ごたえをつかむ引き分けだったと思う。鹿島にとっては痛恨、これで神戸との勝ち点差は11に。
 守備のいいチームとの対戦では、セットプレー頼りか一瞬のスキしか得点できない印象だが、今節も同じ。ボールは回すもシュートに至らない。流れの中のシュートは限定的。樋口が交代したし、精度の高いプレースキックを放てる選手、樋口以外に誰が?
 がけっぷちの鹿島、2007年は残り5試合で勝ち点10差をひっくり返して、大逆転優勝。これは浦和の過密日程による影響で、浦和が大失速した。じゃぁ、同じ流れを期待するかとなると、心の中ではそう思いたいが、神戸の調子からすると、さすがに厳しい。
 次節は3週間空き、10月21日に国立で神戸と対戦する。これで敗れると、リーグ優勝の可能性は完全消滅。がけっぷちには違いないが、必ず神戸に勝利して、次につなげてほしい。
 福岡空港駅から博多駅の改札を出たところで、親にメールをしようとしていたところ、思わぬ出来事があった。女性に「お疲れさまでした」と声をかけられた。鳥栖サポの方のようで。鹿島の大きな星2つ「20個のことですよね?」と。でも「ここから星が増えませんわぁ・・・」と。今年は樋口のユニフォームにしているので、それで声をかけたと。ありがとうございます。
 帰りの18時59分発の新幹線、新大阪駅に着いた時、セレッソサポと湘南サポの人らも乗ってきた。すでに俺はユニフォームは脱いでいたので、「あっ、鹿島サポの人や」というのはなかったと思うが、小さなユニフォームクッションをトートバッグにぶら下げているので、気づいているかな(笑)。

挨拶を終えた選手たち

挨拶を終えた選手たち

小田と金森が鹿島サポーターへ挨拶

小田と金森が鹿島サポーターへ挨拶