観戦日記
C大阪
0-1
鹿島
C大阪 |
鹿島 |
---|---|
GK 21キム ジンヒョン |
GK 21曽ヶ端 準 |
DF 2松田 陸 |
DF 22西 大伍 |
DF 14丸橋 祐介 |
DF 5植田 直通 |
DF 22マテイ ヨニッチ |
DF 3昌子 源 |
DF 23山下 達也 |
DF 16山本 脩斗 |
MF 6ソウザ |
MF 20三竿 健斗 |
MF 10山口 蛍 |
MF 40小笠原 満男 |
MF 16水沼 宏太 |
MF 13中村 充孝 |
FW 8柿谷 曜一朗 |
MF 11レアンドロ |
FW 9杉本 健勇 |
FW 8土居 聖真 |
FW 19澤上 竜二 |
FW 33金崎 夢生 |
C大阪 |
鹿島 |
---|---|
OUT ▼澤上 竜二 |
OUT ▼土居 聖真 |
IN △リカルド サントス |
IN △鈴木 優磨 |
OUT ▼柿谷 曜一朗 |
OUT ▼中村 充孝 |
IN △関口 訓充 |
IN △伊東 幸敏 |
OUT ▼金崎 夢生 |
|
IN △金森 健志 |
首位と2位の直接対決。8月最後のリーグ戦は「大一番」を迎えた。鹿島が勝てばC大阪との勝ち点差は7に広がり、C大阪が勝てば勝ち点差は1に縮まる。互いに絶対に負けられない。
長居での試合の場合のアクセスは、セレッソがJ2の時は車だったが、J1で鹿島と対戦する時は電車で行っている。周辺道路や駐車場の混雑もあるが、2011年以降、梅田から御堂筋線に乗るルートでアクセスすると鹿島が勝ったので、ゲン担ぎのひとつ(笑)。
今日もそのゲン担ぎのルートでアクセス。ポケモンGOは今、伝説のポケモンが登場している。レイドバトルに勝利した上でさらに捕獲チャンスでゲットする必要がある。JR大阪駅に着いた時、伝説のポケモンがいるかを見たが、ルギアがいた。ルギアは取っているし、サンダー、フリーザー、ファイヤーはいない。仕方ない、長居へ向かうかぁ。
長居に到着。アウェイサポ自由のチケットではセレッソバルの利用ができなくなった。今年から運営が再び改められたとは知っていたが、これはホントに何とかしてほしい。なので、セレッソサポの友人に、セレッソバルに出店しているステーキ丼でも買ってもらおうとズルを考えていたが、仕事のため参戦していない。残念。
セレッソバル開店前
鹿島側待機列
今日の開門は試合開始3時間前なので、かなり余裕がある。ゆっくり入ってもいいが、やることがないので開門を待とう。少々暑いが、昨日までの猛暑は収まっている。一応帽子はかぶっているが。
さて開門になった。混まないうちにスタグルで。メニューはやはり少ないが、俺のタイミングで焼きそばが焼き立て。これは運がいい。3年前は冷めた焼きそばが出てきたし、まさに「アウェイの洗礼」を受けた。今年は少しはマシではあるが、セレッソバルが利用できるよう強く望む。
今日のセレッソのイベントのひとつ「かしまし大阪おばちゃんで~」ということで、たこやきレインボーというアイドルグループと、オバチャーンという自称平均年齢63.5歳というおばちゃんグループが盛り上げる。年の差が大きく離れたコラボ、何だか苦笑いするしかなかった(汗)。
そして、今日はダチョウ倶楽部が来場。セレッソのユニフォームは着ているが、アウェイ側にも決め台詞「ヤー!」や「ドン!」をやったり、ホーム・アウェイ関係なく、会場を盛り上げている。鹿島サポへ向けて「ヤー!」をやった時には、鹿島サポはブーイングと「ヤー」が入り混じっていた。
面白いイベントが終われば、今度は戦闘モード。今日の先発は前節と変更なし。対してセレッソは山村が欠場で、澤上が入っている。先日発表された日本代表のメンバー、鹿島からは昌子と植田、セレッソからは山口と杉本が選ばれた。今日はハリルホジッチ監督に「夢生を選ばなかったのは間違いだった」ということを証明する試合にしたい。なので夢生に今日は特に期待する。
たこやきレインボーとオバチャーン
ロビーナもノリノリ
ダチョウ倶楽部、鹿島サポへ「ヤー!」
盛り上げるダチョウ倶楽部
C大阪サポーター
鹿島サポーター
鹿島のフォーメーションがいつものように4-4-2。対してセレッソも4-4-2の模様。前線のターゲットマンになっていた山村が欠場し、どういう影響が出てくるか。サイド攻撃が多く、そのサイドからのクロスボールを、健勇がどんな形でもシュートへ持ってくるイメージがあるので、そこをケアしたい。
前半の立ち上がりは悪くなかったものの、15分過ぎからセレッソに押されている。17分には杉本のドリブルから切り返してシュートを放ったが、曽ヶ端が好セーブ。健勇の切り返しに昌子が対応できず、これはかなりヒヤッとした。危ない危ない。20分にも、澤上にミドルシュートを打たれるなど、危ない場面が多くなる。
鹿島は前線へボールを送ろうとするも、セレッソの激しいプレッシャーもあり、収まらない。それでも守備においては集中力を切らさない。
鹿島のピンチはまだまだ続く、41分にはセレッソの右サイドからの攻め、中央へボールを送り、一人スルーしたところに柿谷が。シュートを放つも外してくれた。これは健斗がついていたこともあるが、助かった。鹿島はシュートがなかなか打てなかったが、前半終了間際に植田と健斗がミドルシュートを放つ。これは大きく枠を外れる。危ない場面はあったが、スコアレスでハーフタイム。
警戒、杉本健勇
献身的に動く金崎
メインスタンドはほぼ満席
バックスタンドもかなりの人
後半は共に選手交代はなし。押し込まれていた鹿島だったが、後半からは一進一退の攻防に。その中でも、前半から精力的に動いていた夢生、58分、左サイドから中に入ってきた金崎が反応、左足で強引なシュートはキム・ジンヒョンがパンチング。シュートそのものはよかった。少しずつゴールの匂いがしてきた。
最初の選手交代は鹿島から。土居に代わって鈴木が入る。優磨はそのまま2トップの一角に。もし、この時間帯に先制を許すと、今年のセレッソは5バックで逃げ切るパターンに出てくる。それはさせないようにしたい。だから優磨、点取ってくれ。
ただ、やっぱりセレッソの守備は堅い。そして、鹿島のパスコースを読んでいるのか、素早くスライディングでカットしたり、アグレッシブな動きをしている。これが尹晶煥のサッカーかも。75分には、ソウザの豪快なシュート。これは曽ヶ端がパンチング。その後のCKでも、健勇のヘディング、そしてこぼれ球、クリアしたがミドルシュートを打たれるなど、セレッソの波状攻撃に。
セレッソの1人目の交代は澤上に代わってリカルド サントス。彼が先発かも知れないと思ったが、ここで登場。そして79分、ソウザのキープから前線のリカルド サントスへ、そのリカルド サントスが切り返してシュートを打ったが、僅かに枠を捉えられない。危ない危ない。
81分に鹿島は2人目の交代。中村に代わって伊東が入る。伊東が右サイドバック、西が右サイドハーフにポジションチェンジ。その直後の82分に、ソウザの縦パスを前線のリカルド サントスが反応、中央に走っていた健勇にラストパスし、シュート!しかし曽ヶ端の正面。ソウザが起点となった攻撃が効いているね。前線へのパスが絶妙。危ない場面が連発。
0対0のまま迎えた88分、鹿島に最高の歓喜が待っていた。中央から右サイドの伊東へ、そしてその伊東が金崎へパス、金崎の大きなクロスボールに、ファーのレアンドロが待っていた。ワントラップしてシュートを放ちゴールマウスに吸い込まれ先制!!重苦しい状況から歓喜の瞬間!あとはこっちが逃げ切ろう。
そして、後半アディショナルタイムのラストプレー、セレッソのCKに対してジンヒョンも参加。CKは曽ヶ端がパンチング、その後の競り合いから鹿島がボールを奪い、前線の鈴木にパス。あとは優磨が無人のゴールへ入れるだけだが、何と外してしまった。ここで試合終了。決めていれば、さらに最高の瞬間だった。これは決めないと。
セットプレー
優磨がピッチへ
決勝点、金崎のクロスボールを
フリーのレアンドロがトラップ
そしてシュート!
決まった!!
喜ぶレアンドロ
ラストプレー、ジンヒョンも参加
夏の大一番は鹿島に軍配。試合終了後すぐにオブラディ・オブラダの大合唱が始まった。試合内容はセレッソのほうが上回っていても、最後は鹿島が勝っている。得点シーンは、レアンドロがファーでフリーになっていたね。その隙を見逃さなかった鹿島が決勝点。今日は、これが伝統の勝負強さというものを見た。
対してセレッソは、決めるべきところで決められなかったのは痛かったかと。鹿島との勝ち点差は7に広がった。ただ、やっぱり守備は堅い。
大一番を制した鹿島、リーグ戦は2週間空くが、すぐにルヴァン杯準々決勝が待っている。アントラーズは無敵だぜ!のチャントはもう、ベガルタ仙台ぶっ倒せ!に。すでに次を見据えていた。
昌子と植田に関しては、代表の活動のためにチームを抜ける。必ずW杯出場を決めてほしい。その昌子と植田がいない鹿島、ルヴァン杯はどう戦うのか。ブエノと健斗のセンターバックになるのか。これは楽しみにするとして、とにかく今日は結果や。ホッとした。
試合終了
勝利の挨拶
C大阪の選手たちがサポーターへ挨拶
殊勲のレアンドロ