観戦日記

試合データ

スコア情報

2014年3月15日
J1 第3節
ベストアメニティスタジアム
入場者数:13,013人

鳥栖

0-3

0前半1
0後半2

鹿島

  • 40分 青木
  • 59分 土居
  • 72分 豊川

先発メンバー

鳥栖

鹿島

GK 33林 彰洋
GK 21曽ヶ端 準
DF 15丹羽 竜平
DF 24伊東 幸敏
DF 36菊地 直哉
DF 5青木 剛
DF 20呂 成海
DF 15昌子 源
DF 13安田 理大
DF 16山本 脩斗
MF 25早坂 良太
MF 20柴崎 岳
MF 29谷口 博之
MF 40小笠原 満男
MF 14藤田 直之
MF 25遠藤 康
MF 10金 民友
MF 19豊川 雄太
FW 22池田 圭
FW 28土居 聖真
FW 11豊田 陽平
FW 11ダヴィ

選手交代

鳥栖

鹿島

OUT ▼谷口 博之
OUT ▼遠藤 康
IN △水沼 宏太
IN △ルイス アルベルト
OUT ▼早坂 良太
OUT ▼伊東 幸敏
IN △高橋 義希
IN △中田 浩二
OUT ▼豊川 雄太
IN △カイオ

試合後記

“首位決戦”は鹿島に軍配、開幕3連勝

 俺自身の今季初観戦はこの鳥栖戦から。鹿島と鳥栖は共に首位。開幕2連勝、得失点差も総得点も同じ。所謂、今回は「首位決戦」となる。鹿島は開幕2連勝ではあるが、対戦相手に比較的恵まれていたかも知れない。今節の鳥栖はこれまでより熟成度が増していると思われる。なので、世代交代の最中にある鹿島、特に若い選手にとっては真価を問われる一戦となる。
 今日は九州特割きっぷを使って、新幹線で。博多駅に到着して、在来線に乗り換えようとしたところ、思わぬものを見つけた。豪華寝台列車「ななつ星in九州」である。いやぁ、やっぱり新型の寝台列車だけに、すごくきれい。多くの人がそのななつ星を撮ろうとスマホやデジカメを持って撮影している。俺も久々に鉄道マニアになって撮影した。いつか乗ってみたいなぁ。
 ななつ星を見送った後、在来線の列車に乗り込んで鳥栖駅へ。鳥栖駅に到着、早速かしわうどんを食べよう。美味しいなぁ。2年前の観戦時、鳥栖駅名物かしわうどんの存在を知らなかったため、今回こそはと。しかも値段が320円と安いし、美味しいし。また鳥栖に行ったら食べよう。

ななつ星in九州

ななつ星in九州

豪華な車両

豪華な車両

鳥栖駅6番ホームの中央軒

鳥栖駅6番ホームの中央軒

かしわうどん

かしわうどん

 新幹線を使って遠征するとき、いつもはウォークマンを聴いて、少しでも暇つぶしをするが、今日忘れてしまった・・・。新幹線では爆睡するしかなかったし、アウェイ側の入場待ちも長く感じた。13時になってやっと開門。そして今日は先着で佐賀県の米「さがびより」が無料で配られるということで、早速ゲット。2合分やね。これはちょうどいい。また自宅で食べよう。
 場所取りをした後、早速コンコースを一周しよう。2年前、コンコースを一周できる珍しいスタジアムやなぁと思っていたが、今年も健在。ホームゴール裏方向の広場へ行こう。雰囲気いいねぇ。かしわうどんを食べていたので、角煮まんのみにした。しつこくなくてあっさりしていて美味しい。広場にはとっとちゃんや、ウイントスもいた。ウイントスの撮影をした後、お互い頑張りましょう!という意味合いで、ウイントスとハイタッチ!相手クラブのマスコットとハイタッチをしたのは初めてかも(汗)。

アウェイ側入場口、歓迎の横断幕

アウェイ側入場口、歓迎の横断幕

もらった「さがびより」

もらった「さがびより」

ウイントス

ウイントス

とっとちゃん

とっとちゃん

 さて、席へ戻ろう。スタメンをスマホで確認。今節もスタメンは変わらず。サブにはベテランの中田、新人の杉本にカイオが名を連ねている。これまでやと、野沢、中村などがサブに入ることが多かったが、彼らはベンチ外。経験・底上げのためか、杉本とカイオをサブに。新人2人連れてくるというのは少々疑問だが。山村、西、前野もベンチ外。今日は赤﨑もベンチ外。
 アウェイサポーターを歓迎するスタジアムが多いが、ベアスタでは大きな歓迎を受ける。しかもスタンディングオベーションで。今年も鳥栖サポーターはやってくれた。ありがとう!しかし、残念なイン・ファイト、試合前のセレモニーで、鳥栖市長が挨拶をしているわけだが、応援を始めちゃったよぉ・・・。ちょっと空気読んでほしかったなぁ。とりあえず応援は中断はしたが、イメージダウンに繋がるよぉ。というか、2年前も同じ出来事があって、応援の中断もなかった。
 そして、試合前にアイドルグループ「GALETTe」のライブパフォーマンス、最初は静かに見ていたが、終わりを待ちきれないのか、ライブ終了間近のところでインファイトは「錨を上げろ」を始めてしまった。もうすぐ終わるんやから、待ってもええやん・・・。まぁ、サッカースタジアムにアイドルグループ、賛否両論?があるかとは思うが、鳥栖市長の挨拶時といい、GALETTeのパフォーマンス時といい、何か「ええんかなぁ」という変なテンションで試合に臨む。

鳥栖サポーター

鳥栖サポーター

鹿島サポーター

鹿島サポーター

 前半開始直後、鹿島はいきなりピンチに。鳥栖の速い攻めから、豊田にシュートを打たれる。それを曽ヶ端がはじき出した。危なかった。そしてやや荒れた展開になる。すぐさま豊川が丹羽の競り合いでファールとなるが、そこでやや小競り合い。その2分後の鹿島のFK、ボールは林にキャッチされたが、ダヴィが遅れて林に激突でイエローを貰ってしまう。ダヴィの苛立ち、開始間もないんやから、これ以上激高するとまずい。
 俺自身、豊田の得点力、高さ、これも相手からすると嫌やけど、最も嫌やなぁと思うのが金民友、鳥栖の左サイドは驚異やし、この試合も、鳥栖の左サイドは怖いなぁと感じた。ストロングポイントは鳥栖の左サイド。右サイドバックは経験の浅い伊東だけに、気になってはいたが、まぁ、悪くなかったかと。
 開始当初は鳥栖の攻勢であったが、40分、鹿島に得点が入る。鳥栖のファウルで得たFK、小笠原のキック、ゴール前の混戦を青木がヘディングで決めて先制!遠くやったんで誰が決めたかがわかりにくかった、ゴール直後にダヴィチャントやったんでダヴィかな?と思ったら青木やったんやね。最初は鳥栖に押し込まれていたから、鹿島が得点できるとしたらセットプレーかなと思っていたが、やっぱりセットプレーからの得点。最初は鳥栖に押し込まれながらも、鹿島の得意のセットプレーから得点し、1点リードで前半が終わった。

豊川のファウルを巡ってやや荒れる

豊川のファウルを巡ってやや荒れる

今日もCBで出場、昌子

今日もCBで出場、昌子

先制は小笠原のFKから

先制は小笠原のFKから

青木のヘディングシュート

青木のヘディングシュート

決まった!

決まった!

出血のため、頭に包帯を巻いている山本

出血のため、頭に包帯を巻いている山本

 後半にヒヤッとしたシーンが、鳥栖のCKから豊田のヘディングはシュートだったのか、そのボールの競り合いで押し込まれてしまったが、オフサイドの判定。豊田のヘディングは問題ないとしても、そのボールに反応した鳥栖の選手(谷口かな)がギリギリでオフサイドポジションだったのかな。危うく同点に追いつかれるところだった。
 その直後の鹿島の攻撃、ダヴィが柴崎とのワンツーからシュートを放つ。いいシュートだったが、ボールは林にはじき出される。あ~決めたかったなぁ~っという感じやろう、ダヴィは苦笑いしていた。これは林のビッグセーブということにしよう。その後のCKも、山本がヘディングで合わせたがゴールならず。脩斗は前半のプレーで出血、頭に包帯を巻いてのプレー。
 そして59分、鹿島に追加点。昌子のロングフィードからダヴィ、ダヴィが強引にDFを振り切って突破、グラウンダーのクロスボールを土居がしっかり押し込んで2点目!鳥栖の選手数人が手を挙げてオフサイドのアピールをしていたが、ダヴィに振り切られた呂成海?がいたね。ダヴィへの動きに警戒も、土居へのマークがなかったことが、鳥栖にとっては悔やまれると思う。土居は押し込むだけやったんで。
 2対0になっても油断はできない。2対0から同点、逆転というのもあるからね。この試合の最大のポイントは68分、ペナルティエリア内で途中出場の水沼が青木に倒され、鳥栖はPK獲得。キッカーは豊田、俺自身ずっと「止めてくれ!」と祈り続けた。豊田はゆっくりと助走してシュート、これを見事に曽ヶ端がはじき出し、こぼれ球も何とかCKに逃れる。まだCK、これをしっかり守ってこそピンチ脱出、これもしっかり守ってピンチを脱する。
 そして数分後、ダヴィが左サイドを強引に突破、クロスボールが鳥栖の選手に当たって、このボールが豊川に、その豊川が思いきり蹴ってゴールマウスに吸い込まれ、決定的な3点目!ゴールシーンではサブの選手まで飛び出して、全員で喜んでいた。そして、豊川は踊り出して喜びを表現。豊川は駆け引きという点では、まだまだこれから学んでいくところがあるが、このシュートは良かった。
 3点リードになったところで、鹿島も選手交代に出る。遠藤、伊東に代わって、共に今季初出場のルイス アルベルトと中田浩二。これで、柴崎がポジションを1つ上げて、ルイス アルベルトがボランチに。そして左サイドバックの山本が右へ、中田が左サイドバックに。そして、豊川に代わってカイオの投入。カイオはそのまま豊川のポジションに。カイオはそれほど見せ場はなかったけど、経験はできた。そしてルイス アルベルト、最も期待したい中盤でのボール奪取力、今日に関してはまずまずだったかと。そういったシーンはいくつか見られた。失点減少のために、これから貢献してほしい。

ダヴィのグラウンダーのクロスから

ダヴィのグラウンダーのクロスから

土居が詰めていた!

土居が詰めていた!

何人か手を挙げているがオフサイドではない

何人か手を挙げているがオフサイドではない

豊川のゴールで、ベンチ前はもみくちゃ

豊川のゴールで、ベンチ前はもみくちゃ

踊り出す豊川

踊り出す豊川

初出場ルイス アルベルト

初出場ルイス アルベルト

 鳥栖相手に3対0の快勝。リーグ戦でやっと鳥栖に勝った。今日のMVPは曽ヶ端を挙げる。前半いきなりのピンチも、ビッグセーブ。そしてこの試合最もターニングポイントとなったPK、これを止めたのが大きい。そして決定的な3点目へとつながった。今日、土居がリーグ戦初めて90分間フル出場。先発で出場した試合は、これまでずっと途中で退いていた。スタミナが課題の土居、今年は長い時間試合に出ているし、その課題も徐々に克服してほしい。
 勢いのある若手はどこかに穴があって、それを突いてくるのがサッカー。必ず研究され、うまくいかない時期は必ず出てくる。2008年以来の開幕3連勝、その当時は「当然」という感じだったが、今年は「まだまだ」というのと、半信半疑の状態。強いという印象は感じない。
 次はナビスコカップ予選が始まる。メンバーを入れ替えて臨むのか、セレーゾ監督はどうするか。ナビスコカップも立派なタイトル、何でもかんでもメンバーを入れ替えを行えばいいというわけではない。これから軸になってくる選手の起用を希望する。それが大幅な入れ替えなのか、少々の入れ替えなのか。
 まずは単独首位に立ったことに今日は喜ぼう。ウォークマンを忘れてしまったのも結果としてよかったのかな。カバーが鳥栖の色の水色やったから(汗)。まぁそれはさておき(笑)、下馬評が決して高くなかった鹿島、まずは最高の開幕ダッシュ。これからも頼むで!

勝利の挨拶

勝利の挨拶

笑顔の豊川

笑顔の豊川

博多駅前のイルミ

博多駅前のイルミ

博多駅

博多駅