観戦日記

試合データ

スコア情報

2013年11月30日
J1 第33節
大阪長居スタジアム
入場者数:36,361人

C大阪

  • 38分 柿谷

1-2

1前半1
0後半1

鹿島

  • 25分 大迫
  • 85分 中村

先発メンバー

C大阪

鹿島

GK 21キム ジンヒョン
GK 21曽ヶ端 準
DF 3茂庭 照幸
DF 24伊東 幸敏
DF 14丸橋 祐介
DF 3岩政 大樹
DF 17酒本 憲幸
DF 5青木 剛
DF 23山下 達也
DF 6中田 浩二
MF 2扇原 貴宏
MF 20柴崎 岳
MF 6山口 螢
MF 40小笠原 満男
MF 13南野 拓実
MF 25遠藤 康
MF 30シンプリシオ
MF 8ジュニーニョ
FW 8柿谷 曜一朗
MF 28土居 聖真
FW 9エジノ
FW 9大迫 勇也

選手交代

C大阪

鹿島

OUT ▼南野 拓実
OUT ▼ジュニーニョ
IN △楠神 順平
IN △中村 充孝
OUT ▼扇原 貴宏
OUT ▼遠藤 康
IN △杉本 健勇
IN △ダヴィ
OUT ▼土居 聖真
IN △本山 雅志

試合後記

優勝へ望みを繋いだのは鹿島、最終節へ

 J1も残り2試合、前節で痛恨の黒星を喫した鹿島、優勝は風前の灯火。しかし、選手・サポーターたちは気持ちを切り替えて臨みたい。今節は4位C大阪と5位鹿島の直接対決、今節にもマリノスの優勝の可能性があるが、負けると優勝争いから脱落する一戦となる。
 今日は8時30分ごろを自宅を出た。近鉄京都線の各駅で、何やらカメラを持った人たちが。見るたびに人、人、人。何やろうかと思ったら、京都駅に着いた時にラストランと書かれた近鉄特急が。後に調べてみると、18400系の特急車両が今日ラストランだそうで。鉄道マニアはよく知ってるねぇ。あぁ、でも俺の小学生の頃も鉄道マニアやったなぁ。鉄道の本をよく買ってもらった。デジカメで撮影しておくんやったな。ちょっと急いでいたから。長居駅には10時30分前に到着。今日は寒いなぁ。長居公園の銀杏はきれいに黄色になっていて、冬はこれから近づいてくるのかなぁと。

黄色に染まった銀杏

黄色に染まった銀杏

左)西淀川区のマスコット「に~よん」右)東住吉区のマスコット「なっぴー」

左)西淀川区のマスコット「に~よん」
右)東住吉区のマスコット「なっぴー」

 スタジアムに到着。行きたかったフードパークは、今年もアウェイサポ自由のチケットを持っている人は利用できない。今年は何とか食べたいと、セレッソサポの友人に頼んで買ってもらって、フードパークの端っこでもらおうと目論んでいたが、そのセレッソサポの友人は参戦できず・・・。まぁ、やむを得ない。ズルい考えしたらアカンね(汗)。
 ということで、すんなり開門待ちの最後尾まで行こう。11時開門、入場時にJA全農にいがたの新潟県産のコシヒカリをPRするため、おにぎりを1つプレゼント。まずはスタジアムグルメでと思ったので、家で味わおう。フードパークが利用できないから、アウェイコンコースで。肉まんは良かったが、焼きそばが冷めている・・・。アウェイの洗礼?まぁ、とりあえずしっかり食べて臨もう。
 今日スタジアムには、昨年までセレッソに所属していた高橋大輔氏が登場。横断幕も登場し、感謝の言葉を。セレッソサポーターから「大輔コール」が起こっていた。試合開始が近づくにつれ、どんどん観客で埋まっていく。今日は珍しくアウェイサポーターを歓迎するアナウンスなし。西川さん、どういうこと?毎年歓迎してくれるのに(笑)。という中での選手紹介、大迫にはセレッソサポからブーイング。いやぁ、ブーイングされるような選手になったねぇ、成長の証でもあるのでいいこと。対するこちらも柿谷に対してブーイング、お返しではないけど、それだけ実力を認めている。サコと柿谷、来年のW杯を狙うライバルとして、これからもどんどん争ってほしい。今日は新井場もベンチ入り、紹介時はブーイングと拍手が入り混じる。「おっ!?拍手?」と驚いた。人柄もいいし、鹿島に大きく貢献してくれたし。
 出た!セレッソ側のコレオグラフィー。ピンクと紺の縦縞模様。すごくきれいやん。対する鹿島もアウェイでは珍しく、ビッグフラッグを。でも、俺の真横で全く見えなかったけど、こっちも気合い入ってるよ。セレッソ側はほぼ満員やけど、鹿島サポーターも今日は多い。空席はあるけど、これまで以上に多くのサポーターが来ていた。

コレオの準備(筒状にして座席の穴に刺している)

コレオの準備(筒状にして座席の穴に刺している)

高橋大輔氏へのメッセージ

高橋大輔氏へのメッセージ

セレッソ側のコレオグラフィー

セレッソ側のコレオグラフィー

バックスタンドも

バックスタンドも

鹿島サポーター

鹿島サポーター

鹿島サポーターはビッグフラッグで

鹿島サポーターはビッグフラッグで

 試合はいきなりジュニーニョのアクシデントに見舞われる。前半15分、大迫がバイタルでボールをキープ後、左のジュニーニョへ展開、ジュニーニョが思いきりシュートを放ったところで、セレッソの選手と交錯。一度は立ち上がってピッチに戻ったが、結局中村充孝と交代となる。そのアツはまずは守備から入っていた。
 今日は山村に代わって岩政が久々の先発復帰。柿谷を止められるかを気になっていたが、まずはまあまあだった。前半25分には、敵陣からボールを奪って土居が一度切り替えしてからシュート、辛くも柿谷に当たってCK、そしてそのCKからのボールを岩政が落として大迫へ、タイミングを狙ってシュートで先制!でもまだ1点では。ここからセレッソの方も攻めてくる。中盤でボールをよく奪うことが多いなぁ。山口螢や新潟のレオ・シルバみたいな選手が鹿島にいたらなぁ。
 ホーム最終戦、レヴィー・クルピ監督のために勝利をと意気込むセレッソ、柿谷のゴールで同点に追いつく。マークは経験の浅い伊東ではあったが、柿谷にしかできないような創造性のあるプレーやね。右足でトラップしてすぐに右足でシュート、まぁ、これはやられた。「ゆりすぐり」に選ばれるのも納得(笑)。セレッソサポーターの中では「エジノが・・・」といったようなことを以前聞いたことがあるが、今日の前半のプレーを見る限りは悪くないような。今日のシュートシーンはちょっとヒヤッとはした。プロ野球で言えば「一発のある選手」という感じで、打たれると危ない。前半は大迫と柿谷の両エースがそれぞれ1点ずつ取って終了。

相手選手と交錯するジュニーニョ

相手選手と交錯するジュニーニョ

先発復帰の岩政、横は柿谷

先発復帰の岩政、横は柿谷

先制点はCKから

先制点はCKから

岩政が高い跳躍力を生かして

岩政が高い跳躍力を生かして

大迫が決めた!

大迫が決めた!

大迫のもとへ

大迫のもとへ

 後半に鹿島は選手交代、遠藤からダヴィに。布陣は大迫とダヴィの2トップ、右サイドハーフに土居、左サイドハーフに中村。その直後、左サイドから南野が果敢に攻め、ペナルティエリアでシュートを放たれたが曽ヶ端が阻止、こぼれ球も何とかクリア。サイドを破られた時点で「あぁ」という絶望感があったが、クリアしてくれて助かった。
 途中から入ったダヴィ、ダヴィを経由した場面が今日はことごとくアカンかったね。ダヴィがボールを預けてすぐに味方へパス、そのパスがことごとく繋がらない。まぁ、強引にシュート体勢へ持っていくところは悪くはなかったが。後半はセレッソにボールを支配され、何とか体を張って我慢。チンタラ守備だった時とは今日は違った。ファール覚悟で体をどんどん張ってプレーしてほしい。
 そして鹿島は3枚目の交代、土居に代わって本山。ポジションは土居のいた右サイドハーフに。そして85分、鹿島のFK、小笠原のFKが扇原の頭に当たる、そのボールが中村のところへ、そのままシュート!勝ち越し!今季3点目のゴールは貴重な勝ち越しゴールとなる。しかしまぁ、本山、独特のリズムと落ち着き、短い時間ながらプレーは健在。
 その後セレッソも猛攻を仕掛ける。後半アディショナルタイムに、途中出場の楠神に突破されシュート、バーに当たって助かった。セレッソのラストプレーのFK、ジンヒョンを除いて全員がセットプレーに参加、酒本からのボールがセレッソの選手に当たった後、ゴールラインを割ってそこで試合終了の笛。

ダヴィを投入し2トップへ

ダヴィを投入し2トップへ

勝ち越しゴールは小笠原のFKから

勝ち越しゴールは小笠原のFKから

扇原の頭に当たってコースが変わる

扇原の頭に当たってコースが変わる

そこを詰めていたのはアツ!

そこを詰めていたのはアツ!

勝ち越しゴール!

勝ち越しゴール!

喜ぶアツのところへ

喜ぶアツのところへ

 終了の笛がよく聞こえていなかったので、終了?といった感じで、ちょっとあっけなかったが、鹿島のよくあるスコア2対1で終了。「奇跡を起こせ」のチャントが流れているから、これはマリノス負けたな?と確認すると0対2でマリノス敗戦。辛うじて優勝争いに踏みとどまった。
 今節で、浦和とセレッソが優勝争いから脱落し、横浜FM、広島、鹿島の3チームに絞られた。実は俺自身、今節で今シーズン最後の現地観戦になるかも知れない試合だった。鹿島の優勝が完全消滅かつ広島に優勝の可能性がある時はカシマスタジアムへ行かないと決めていた。鹿島が辛うじて優勝争いに踏みとどまったということで、最終節も行く。カシマスタジアムで広島の優勝は絶対に見たくない。
 セレッソのホーム最終戦ということで、クルピ監督から挨拶も。そしてセレッソの選手たちが場内一周の際、アウェイ側にも来てくれた。やっぱり新井場、鹿島サポーターから「新井場コール」が流れ、新井場は手を振っていた。これからも活躍を期待したい。
 残り1試合、鹿島は天皇杯はすでに敗退しているため、次節が今シーズン最後の戦いとなる。今シーズンのすべてを懸けて、次節に臨んでほしい。

サポーターへの挨拶

サポーターへの挨拶

クルピ監督からの挨拶

クルピ監督からの挨拶

場内一周、鹿島サポーターに応える新井場

場内一周、鹿島サポーターに応える新井場

京都駅のクリスマスツリー

京都駅のクリスマスツリー