観戦日記

試合データ

スコア情報

2013年7月6日
J1 第17節
等々力陸上競技場
入場者数:18,447人

川崎

  • 7分 レナト
  • 36分 大久保
  • 44分 中村
  • 51分 大久保

4-2

3前半1
1後半1

鹿島

  • 38分 大迫
  • 87分 梅鉢

先発メンバー

川崎

鹿島

GK 1杉山 力裕
GK 21曽ヶ端 準
DF 3田中 裕介
DF 5青木 剛
DF 15實藤 友紀
DF 3岩政 大樹
DF 7中澤 聡太
DF 4山村 和也
DF 23登里 享平
DF 17前野 貴徳
MF 6山本 真希
MF 40小笠原 満男
MF 20稲本 潤一
MF 20柴崎 岳
MF 14中村 憲剛
MF 8ジュニーニョ
MF 10レナト
MF 35野沢 拓也
FW 24風間 宏矢
FW 9大迫 勇也
FW 13大久保 嘉人
FW 11ダヴィ

選手交代

川崎

鹿島

OUT ▼風間 宏矢
OUT ▼野沢 拓也
IN △伊藤 宏樹
IN △遠藤 康
OUT ▼登里 享平
OUT ▼ダヴィ
IN △福森 晃斗
IN △本山 雅志
OUT ▼岩政 大樹
IN △梅鉢 貴秀

試合後記

守備崩壊中、J1再開初戦は黒星

 3年ぶりの等々力。メインスタンドが改築工事中で、現在どのような感じになっているのかが見たかった。等々力ではアウェイゴール裏しか行ったことがないが、これからメインスタンドが大きく生まれ変わるようなので、ぜひ期待したいところ。
 等々力ではいつもゴール裏なので、開門2時間半前の14時30頃に到着。それでも結構並んでいるんやね。今日はフロンパークも楽しみで、早速行ってみることに。フロンパークは15時からなのに、もう人がいっぱい。今日のイベントは「闘A!まんがまつり」(AはAntlersのA)が開催。漫画家による描きおろし作品が展示されていたり、抽選会などもやっていた。等々力戦隊フロンターレンジャーのパンフレットをもらったけど、似顔絵結構似てるね。特に中村憲剛が(笑)。
 今日はさらにフォーミュラカーも。レースクイーンも数名。サポーターとレースクイーンが撮影していたりと。レースクイーンの格好に目のやりどころに困ってしまう・・・(笑)。

改築工事に入ったメインスタンド

改築工事に入ったメインスタンド

左から大島僚太、小林悠、中村憲剛、稲本潤一

左から大島僚太、小林悠、中村憲剛、稲本潤一

川崎ゆかりの漫画家、描きおろし作品

川崎ゆかりの漫画家、描きおろし作品

フォーミュラカー

フォーミュラカー

くま吉だそうで

くま吉だそうで

そのいただきもの

そのいただきもの

 さて、楽しんだところで戻ろう。17時の開門。やっぱり下の1Fはいっぱいやね。まぁ、元々2Fで見ようと思ったので、余裕で座席はゲット。そして、今日のスタメンを見る。西大伍がベンチ外。ケガでもなく、出場停止でもなく。右サイド対策をとったね。青木が右サイドバックに入っていた。
 そして、センターバックには山村が復帰、左サイドバックは前野。MFとFWは、これまでよく戦ってきたメンバーとなった。特にDF陣を入れ替えてきたこと、ついに荒療治に出た。これが吉と出るか凶と出るか。
 今日の川崎は、ホームなのに2ndユニフォームを着用。富士通のスマホ「ARROWS NX」発売を記念して「ARROWSエキサイトマッチ」と題して開催されることで、「ARROWS」が入っている2ndユニフォームで戦う。ホームなのに2ndというのは、他でも聞いたことがない。

川崎サポーター

川崎サポーター

鹿島サポーター

鹿島サポーター

一斉にビッグフラッグ掲出

一斉にビッグフラッグ掲出

ドラえもんやパーマンなど

ドラえもんやパーマンなど

 試合はいきなり出鼻をくじかれた格好になる。カウンターから大久保の動きを止めに入るも止められず、後ろにいたレナトに絶妙なヒールパス、走っていたレナトが豪快に決める。右サイドは青木ということで対策はとったものの、青木がレナトのスピードについていけず。DF陣に足の速い選手が鹿島には不足しているので、こういった攻撃を食らうと厳しい。
 鹿島は山村にボールを持たせて、ビルドアップを図る。新たなる攻撃バリエーションとして、まずまずだったかと。しかしまたスピードに乗った川崎の攻撃についていけない。風間宏矢がドリブルで突破し中央へクロスボール、前野と岩政でスライディングでクロスを防ごうとするも通じず、フリーの大久保に軽く決められた。2人一斉にスライディングすることもなかったかと。青木は大久保の動きはチラっとは見ていたものの、フリーにさせてしまった。大久保の動きに対応できず。
 2点ビハインド直後に反撃、山村の縦パスがジュニーニョへ、一旦前野へ預けて再びジュニーニョへ、クロスボールを大迫が合わせて反撃の1点。山村を起点としたゲーム運び、やりたかった形のひとつやったかと思う。前半終了間際には、中村憲剛が絶好の位置でFK、蹴ったボールは一度ポスト左に当たって右へ行く、そして右ポストに当たって枠に入る・・・。ソガの位置取りがちょっと疑問に思ったが、その嫌な予感的中。

伝統の4-4-2

伝統の4-4-2

山村が左CBでスタメン

山村が左CBでスタメン

今日の川崎は2ndユニフォーム

今日の川崎は2ndユニフォーム

大迫のゴールで反撃

大迫のゴールで反撃

 ハーフタイムには、フォーミュラカーがレーンを数周するイベントが。さすがにスピードを出すには限界があるが、それでも凄さは伝わった。速いし、ブンブン大きな音を立てて。こんな企画よく考えるね。
 後半もまたや。今度は風間監督のやりたいパスサッカーが随所に発揮。憲剛、レナト、大久保、抜群のコンビネーションに鹿島DF陣は全くついていけず4失点目。その後は、鹿島も攻撃チャンスを何度も演出できるようになる。しかし、チャンスは何度もありながら得点できない。なかなか得点できない中、交代出場の梅鉢がJ初ゴールを決めた。ゴールを決めたことはいいことだが、本職の守備で貢献していこう。野沢→遠藤の交代はともかく、相変わらず交代のタイミングには疑問符が付く。

駆け抜けるフォーミュラカー

駆け抜けるフォーミュラカー

スピードに乗る

スピードに乗る

FK、何度も距離を取れ!と

FK、何度も距離を取れ!と

梅鉢のゴールで2点目

梅鉢のゴールで2点目

 4失点。俺自身、100試合以上鹿島戦を見ているが、4失点した試合は初めて見た。こんなに無様なものかと。選手が挨拶に来ると、鹿島サポーターは大ブーイング。ブーイングは当然だと思う。守備崩壊中。鹿島DF陣のスピード不足は拒めない。右サイド対策として青木を右サイドバックで起用したものの、これも有効な対策にはならなかった。梅鉢をもう少し見たかったが、プレー時間が短かったので、ゴール以外は評価できず。本職の守備で、今後どれだけアピールできるか。
 少し収穫があるとすると、山村を起点としたビルドアップ。大迫のゴールも山村から。今日は山村を起点とした攻めが随所に見られた。しかし、やはり守備陣の対策が欠かせない。これは深刻。右サイドができる選手の補強が必要かも。相手のスピードに対応できる選手が欲しいが、本職ではない梅鉢に託すか、まだ公式戦の出場がない伊東に賭けるか。今年初の正念場、守備が機能しないと厳しい。

重い足取り

重い足取り

サポーターへ挨拶

サポーターへ挨拶